2020年大河ドラマは「敵は本能寺にあり」でお馴染み、織田信長を討った明智光秀にスポットを当てた「麒麟がくる」です!
同じく2014年大河ドラマの軍師官兵衛でも明智光秀が登場しますので、おさらいしておきましょう♪
第36回 試練の新天地
官兵衛の交渉で、個人の信仰までは咎めないというところは秀吉も譲った。しかし、右近は布教活動ができないんじゃ意味がない!
前回は織田信長に脅かさせて曲げたが、今回は自らのポリシーを貫く!!と瞳孔開き気味です。
秀吉は右近がデウスを選んだことに怒り心頭。秀吉の上に立つものがあってはならんと。
黒田は山崎の3倍の領地がもらえることが分かり、善助達は盛り上がっていましたが、官兵衛は一人悩む。宇都宮鎮房問題が残っているので、これが片付かないと喜べないですよね。
結局、右近は遠くへ行くことになりました。
最後に千利休が餞の茶でもいかがですかな? とお誘い。
どこでもお茶セットを持ち歩いてるんでしょうかね?
そして、右近にお茶を立てます。
茶器は割れたものを直したものだったのですが、
一度割れた茶碗、一度は割れてしまったけど、直したら趣がでてきました。しかも以前にも増して役に立っている
千利休のセリフより
とお茶に絡めて右近を励まします。失敗してもなにかが残る。失敗から何かを学べばよりよい自分になれる、と言ったところでしょうか。
秀吉を説得できなかった官兵衛は悔いていましたが、高山右近はこう言います。
人にはそれぞれデウスから与えられた使命がある
高山右近のセリフより
それを全うしてください
みんなが同じことを成すことはないということですね。その人が満足いく人生をまっとうすればいいんだと。ちょっと気持ちがよくになりません? キリシタンになりかけました。
宇都宮鎮房は、秀吉から国替えの話を聞かされます。本領安堵という約束は、、、と聞きますがスルーされてしまいます。
おのれ~ ~ ~ 黒田官兵衛、わしを謀ったな、、(怒)
いや、違うんだー、官兵衛もそんな話知らなかったし、上司のご乱心に振り回されているんだぁぁーって言いたいっ
そして官兵衛は宇都宮鎮房のところに行きます。これは一週間前から胃が痛い感じですね。そして、「我が領土、速やかに立ち退きいただきたい」と言っちゃうんですが、さすがにちょっと苦しい、、きっと官兵衛も自分で言っててそう思っていたと思うんですが、そこは言うしかないですよね。まぁ当然、決裂します。
少しでも利益を上げろという会社からの圧力と、なるべく安くしますよ、と約束してしまっていたお客さんとの板挟み。これは見ていて私の方が胃がキリキリしてきました。
官兵衛と佐々成政は、地侍たちの制圧の命を受けます。
秀吉に反抗的だった佐々成政も、戦上手だから今まで許してきた。肥後の地侍を従わせよ、との命令。成政は、たやすく収めてみせますと豪語します。これは確実にフラグ立てましたね。
官兵衛には、宇都宮はどうした?と聞きます。
時をかけて情理を尽くせば必ず、、、と言っていたら、佐々成政が
「しょせんは田舎侍、我らの力を見せつけるのでござる」
と偉そうにフラグを立てまくります。
秀吉は官兵衛達に九州を任せて京に戻り、茶々に再会。約束通りもう一人の正室としてプレスリリースしてよって言われ、分かった分かった状態です。天下人も好きなおなごの前ではこんな感じでしたか。わかります。
官兵衛は、民にお触れを出します。そして、くれぐれも力でねじ伏せるのではなく丁寧に説いて回れ、と。
- 主、親、夫に背くのはダメ
- 殺人、強盗、泥棒はダメ
- 脱税はダメ
この3つだけです。とてもシンプルですね。短いからわかりやすく伝わりやすい。私も書類を作る際は、言いたいことをシンプルに掲げて、詳しいことは後から細かく書くようにしています。
もうすぐ消費税が8%から10%になりますが、品物によって軽減税率が適用されて8%だったり10%だったりするようです。しかも8%のものでも店の中で食べたら10%とか。分かりにくすぎます。官兵衛がいたら、今回の増税は愚策だ!と強く言ってくれるでしょう。
先程偉そうに力を見せつけてやる、と豪語していた佐々成政はですが、強引に事を進めた結果、一揆が勃発してしまいます。応援で官兵衛と小早川隆景が応援に向かい、豊前は長政だけになってしまいます。
そしてまさかのこのタイミングで、城井谷への道に敵兵がいなくなったとの情報が入ります。
長政の部下はイケイケで長政を説得し、長政も父ならこんな好機は逃さぬ!と言って出陣してしまいます。
あのー、現代で平和ボケしていて兵法もなにもしらん私でさえも、これ普通に罠だと思うんですけど。
長政出陣の一報を受けた官兵衛、長政が危ないっっっ
現代ならケータイでちょっと待てって出来ますが、この時代では、もはや無事に帰ってくるのを待つしか出来ないみたいです。
第37回 城井谷の悲劇
宇都宮鎮房のいる城井谷に向かいます。地図通りの一本道です。RPGの場合、一本道は罠やボスなどのイベントが設置されていますので要注意なんですが、長政、突き進みます。
やっぱりね。道の前後を倒木で塞がれ、伏兵です。しかし、いつもこのパターンで思うのは、大将は兜に立てものをしているのに、ほぼ狙われないんですよね。
私ならまず立てものしているやつに集中砲火しますけどね。だって大将を倒せば兵は散りますよね。
宇都宮鎮房も出陣しています。黒田のせがれがいるから首をはねろーとか、怖くて出てこれないのかーと挑発しまくります。長政たちは隠れながらなんとか逃げます。
うわー、この鬼ごっこは怖いです… それにしても、宇都宮鎮房役の村田雄浩、この人もまた味のある俳優です。ミンボーの女の頃から好きなんですが、やはり年齢をか重ねて貫禄のある役が似合うようになってきましたね。
長政は部下を失いながらも、なんとか命からがら帰宅します。
無事には返ってきたけど、敵は今なら油断しているから明日また行くっていう長政に、とうとう殴りかかる官兵衛!
なぜ負けたのか、頭を冷やしよく考えろ
官兵衛のセリフより
そして、城井谷を攻めるにはどうすべきか、
お前が作を立てよ
仕事でもプロジェクトが失敗すると(しなくても)、振り返りをします。何事も挑戦すれば失敗することもありますよね。失敗することは悪くないんです。失敗から学んで次に活かすことが大事です。
私は若い頃、仕事で失敗するとその振り返りというのを上司主導でやるんですが、これは反省会、自分の失敗を皆に晒す場なんだと思っていた時期がありました。公開処刑か…と。
いやー若い頃って本当に自分でもうんざりするぐらいアホですよね。
貴重な時間を使ってそんなことするわけないやん。しかし、それがわからないんですよね… ああ、自分で言っておきながら恥ずかしいので次のシーン行きましょ!(汗)
一方、宇都宮の方は祝杯をあげていました。まぁ、飲みますよね。これは。
それにしてもやはり、村田雄浩は戦国の衣装が似合うなぁ~カッコいいっす。
娘のお鶴が、黒田を殲滅できなくて残念だったけど、次は必ず討ち取ってと言います。やはり戦国のおなごは強く勇ましい。
長政は先の負け戦で、ガチへこみです。うじうじしているのを見かねて、嫁の糸が励まします。ただの跳ねっ返り娘は気が強そうであまり好きではないんですが、長政は糸に励まされて元気を取り戻します。やはり戦国武将の嫁は強い。武将の嫁は旦那を奮い立たせてきたんでしょう。あ、それは今も変わらないかw
そんなこんなで宇都宮鎮房の攻略に時間がかかっていたら、秀吉が怒り始め、いよいよ秀吉が狂気を帯びてきました。
黒田は宇都宮鎮房とその周辺の一揆をなんとかしないと秀吉が怒り出す。
宇都宮鎮房は先祖代々の地を離れる気はまったくない。
城井谷は天然の要害で攻めるのは厳しい。
こうなれば、もう和睦しかないですよね。官兵衛は安国寺恵瓊を使者にして、黒田の家臣になればそのまま住んでていいよ、という条件を出します。最初は抵抗するも、それで城井谷に住み続けることができるなら…と渋々和睦します。
そしてようやく宇都宮鎮房が官兵衛に降伏。これまでの遺恨も今日限りと官兵衛が言うと、これからは黒田家のために励みます。と。これで一件落着だぁ~と私も胸をなでおろしました。が…
しかし、まだ火種が… 長政は不満があるようです。そりゃそうか、城井谷で襲われて更に部下を殺されちゃってますからね…
ただ、宇都宮鎮房が官兵衛と和睦したことを耳にした秀吉は、またも怒り出します。宇都宮一族を根絶やしにしろ、という書状を官兵衛に送ります。
これにはさすがの官兵衛も頭を抱えます。そもそも最初本領安堵を約束したのにそれを反故にし、黒田の家臣になれば本領安堵を約束する、としたのに結局成敗するって… 無茶苦茶やん。
善助が秀吉のところへ説得に行きますが、まったく取り合ってもらえず…
秀吉、最近怒ってばっかです。歳のせいでしょうか。それても権力を持ったからでしょうか。
官兵衛が佐々成政の応援に行っている間、豊前にマブダチの加藤清正と福島正則が長政のところにやってきて、秀吉の命に背くと黒田も危ないと忠告してくれます。長政は関白殿下の命、そして黒田を守るためという大義名分のもと、宇都宮鎮房をだまし討ちします。
このシーン、ちょっとトラウマですが、ものすごい緊張感が画面ごしに伝わってきました。いつ襲いかかるんだという緊張感の演出、お芝居、素晴らしかったです。長政も相当悩んだんでしょうか、くまができてます。
そして最後は長政のこの一太刀。まったく表情がありません。感情があったらこんな仕打ち、とてもじゃないけどできませんよね。そういう意味では、素晴らしい演技。
それにしても長政は、これ官兵衛に相談もせず、独断で成敗しちゃってよかったんでしょうか。また後で怒られるんじゃ…
それに、オヤジ達はさておき、息子と娘はどうするんだ…
第38回 追い込まれる軍師
人質の娘のお鶴は牢の中です。…ですよね。やっと黒田家にも馴染んできた矢先だったのに…
そして息子の宇都宮朝房も、官兵衛らと一緒に行動し、なかなか素直そうでいい動きをし始めていたところだったのに、切腹を迫ります。官兵衛苦渋の決断でした。青天の霹靂なお芝居、この人も上手でした。官兵衛や善助も涙を流してますから、さぞ不本意だったことと思います。
宇都宮鎮房の成敗を聞いて、秀吉はこの喜びよう。
この一件、黒田官兵衛ちょっとひどいんじゃない?と思っていたけど、実際には秀吉が悪かったんですね。官兵衛もあんなパワハラされたらやるしかないですもん。
とりあえず、今回は長政のお陰で黒田はお咎めなしでした。
長政も立派になった。
そんな悪役を引き受けた長政が食事を要求すると、家の女性たちから全否定。
これはちょっと可哀想… でももお鶴が成敗されてしまうと思っているからこっちも必死ですよね。「逃がす」のではなく、「逃げた」ということしようということになりました。
結果、人質のお鶴は逃します。
お鶴は、情けは受けぬと突っ張るけど、又兵衛がイ㌔!!と。
うーん、どっかで見たセリフ… 上月城で光の姉に官兵衛が言ったのと同じですね。
それにしても、身内全員殺されて、小娘一人、どっか行けと言われるのも微妙ですよね。その後どうしたんでしょうか…
宇都宮鎮房の一件は本当に悲劇だったと思います。理不尽極まりない。
現代だったらSNSで拡散して、秀吉や官兵衛は一気に悪者になってしまったことでしょう。
今回の軍師官兵衛で、この部分だけはなんか見終わってやるせない気持ちになりました。でも、きちんと描いてくれて良かった。当時の官兵衛や鎮房に想いを馳せることができました。さすが大河ドラマです。
今回の一件、悪役を一手に引き受けた長政ですが、母から父官兵衛も同じ立場だったら、同じことをしていたと言っていたと聞かされ安堵。これは長政的には嬉しかったと同時にホッとしたことでしょう。
みんなが競い合って切磋琢磨することが豊臣家のためでもある。
秀吉のセリフより
それを信長から教わった。しかもそれが面白い。
人は将棋の駒じゃ、それをこのわしが自在に操る。神のように。
これがトップに立つ人間の心境なんですかね。確かに駒を操るのは面白いですけど。会社の場合だと、会社のために切磋琢磨して、扱いやすく、強い駒が経営者ウケするということですね。なるほど。実践してみますか。
秀吉はその駒が揃ってきたから、九州平定の後は、海を渡って明を攻めるという野望を語ります。官兵衛は止めますが、ワシの野望にケチをつけるか!とまたプンプン丸です。
千利休も耳の痛いことを言ってくれる人が大事なことだと加勢しますが、聞く耳持たず。お茶を出したけど、この茶碗はきらいじゃ、と言って立ち去ってしまいます。
第39回 跡を継ぐ者
茶々、ご懐妊です。豊臣家のお世継ぎ誕生です。
結果、寧々に対して、このドヤ顔!!
お腹に子供を宿してからはもう三成と一緒にやりたい放題です。
秀吉に子供ができました。秀吉自身が、次に天下を取るのは官兵衛だと言っていたという話しを徳川家康から聞いてしまいます。
小寺政職に子ができた時、官兵衛の父は小寺を乗っ取るかもしれんと疑いを持たれた結果、官兵衛に家督を譲って隠居しました。今回も同じように疑いが掛かる前に先手を打って、家督を長政に譲ります。
長政は突然のことにあたふたしますが、嫁の糸は、「なんとかなりましょ」と楽観的。これぐらいの方が気が楽ですね。この笑顔で言われたら、本当になんとかなりそうな気がします。私の中で糸の好感度がぐいぐい上がってます。最初がほぼゼロスタートでしたから、伸び率がヤバイ。
官兵衛は秀吉に隠居する、と報告すると、絶対に認めない!と。
本当に官兵衛は先の先まで読んでますね。先に隠居を申し出て秀吉本人から止めてもらうことで、疑いをかけられるどころか関白に辞めないでーと言わせてしまう。
ただ、これ官兵衛だから成立しますね。そこそこの実力者だったら、「あいわかった」で終わっていたと思います。
石田三成は、せっかく官兵衛本人が隠居を申し出たのに、なぜ止めるのかと秀吉に聞きます。すると、
これ以上、わしと官兵衛とことに口を挟むな!!
と一喝。これには三成も(#-ω-)って感じでした。スッキリ!
そして、茶々もすっかり懐いて、この世の春を謳歌する秀吉。
しかし、世の中、常に問題が起こります。秀吉の悪口の落書きが見つかります。
茶々の悪口に対して、激おこカムチャッカアトミックインフェルノです。
結果、容疑者とその縁者100名以上を処刑してしまいます。
親族までってもはやほぼ関係ない人達ですよね…
これには寧々も、このままでは豊臣家が終わってしまう…
天下人の座は人を狂わせるのか…と官兵衛にお助けの手紙を出します。
うーん、このパターン、有岡の二の舞にならなきゃいいんじゃないか心配する光に官兵衛はこう言います。
主君を諌めるのは、家臣の務め
官兵衛のセリフより
カッコいい。ついつい権力や力の強いものに媚びてしまいがちですが、間違ったことにはNOを言うことも部下の仕事、ということですな。これはなかなか出来ないです…
そして、この後、官兵衛は秀吉に対して、かなりきつい言葉を浴びせまくります。
人は子ができるとここまで耄碌するとは思わなかった。
今、殿下の子を世の人々は待ち望んでいるのか。
落書きの件、犯人がわからんのに100人以上も処刑しちゃダメだ。
このままでは豊臣家の先行きは危ない。秀吉も50歳超えてるし、子供が生まれる頃には秀吉が生きているかどうか分からない。このままでその先も豊臣家の天下は長くつづくのか?生まれてくる子のためによく考えろ!
どうです?これもはや秘孔を突きまくりですよ。北斗の拳なら爆発してます。
秀吉の顔もどんどん強張って行きます。
さすがに、私もちょっと言い過ぎなんじゃ…とドキドキしてしまいました。
だからこそワシは官兵衛を手放せんのじゃ!!!
だって。官兵衛の要求は満額受け入れ。うぉー、みんなの前でこんなにボロクソ言われたら、さすがに正しいことでもなんだとーーーってなると思うんですが、秀吉も器が大きいですね。やはりさすが天下人。
しかも、先の隠居の件も、長政に家督は譲っていいから、一人男として秀吉に仕えてくれと。
こんな誉れはあるかいっ。見ててスカッとしたわー。
そしてお世継ぎ誕生。名前は棄(すて)。
棄てられた子は元気に育つから、という理由なんですが、それでも棄はないなーと。
今で言うところのキラキラネームな感じですかね…
第40回 小田原の落日
さて、ようやく私の住んでる関東の方へやってきました。そう、北条です。
秀吉は北条氏政に宣戦布告し、小田原攻めが始まります。
兵力は22万! これには官兵衛も大軍に策なしと言ってます。
三成も官兵衛を黙らせたので、ご機嫌で作戦を説明します。なんか最近この二人張り合ってばかりなんです。厳密には、三成が…ですけど。
官兵衛は前から天下のため、豊臣家のため、と頑張っているんですが、どうもこの三成はどこからか私利私欲のために秀吉を操作するようになってしまいました。
うーん、ここまでドラマを見てきた限りでは、茶々の登場辺りからおかしくなってきた感じがします。
秀吉も三河・駿府ルートで関東入りするということで、官兵衛は家康に道中の修繕をされたほうが良いですよ、とアドバイス。これには家康もさすが官兵衛と二人は仲良くなっていきます。
東海道新幹線のルートですね。こだまとひかりでは遅いから、のぞみのダイヤを設定された方がよい、という感じでしょうか。
そしてこのやりとりをじっと見ていた人物が… 三成です。
嫌な予感しかしません。
家康から、駿府城は自由に使ってね、と言ってたということが秀吉に伝えられるとすぐに三成が、徳川は北条と裏で通じていて秀吉を討つかもと進言します。
ばかばかしいっっ
審議でも定かではない噂に惑わされ
義理の弟も信用せずに素通りするようでは
殿下は天下人のう器でにあらずと夜の笑いものになるぞ
秀吉は官兵衛の意見を採用しますが、去り際、まったくこやつらは…という感じでした。
それにしても、完全にメンツを潰されて三成から宣戦布告されてしまいます。
三成も力をつけて牙を向き始めました。
さて、小田原城がなかなか落ちないため、秀吉は官兵衛にいい作戦はないかと尋ねると、小田原城を孤立させるために、周辺の忍、八王子、岩槻、鉢形を三成に落とさせるよう秀吉に進言します。
やはり、大きな仕事をする前には周りの小さい仕事を片付けてからの方がよいということですね。
分かります。私もそうしています。ただ、小さいのを片付けるとまた小さいのが転がり込んできて、なかなか本丸攻略に着手できないということもよくありますが…
長い戦になると兵の士気も落ちるので宴でもやるか、という話しになり、秀吉は関東に茶々を呼びます。秀吉は久々に茶々に会えてご満悦ですが、茶々は子供を寧々に預けて強引に呼び出されてたのでご機嫌斜めです。
まぁ、新幹線で一日二日大阪から関東に呼ばれたわけじゃないですもんね。籠に乗ってきただけとはいえ、徒歩で往復プラス楽しくもない飲み会ですからね、子供がかわいい盛りだとこれは苦痛ですね。
ここで官兵衛、勝負に出ます。小田原城の近くに一夜城を築きます。一夜で城を築くなんてことができたのでしょうか?
森の中に相手から見えないように作って、作り終わったタイミングで目隠しになっていた気を伐採したようです。本番環境デプロイ完了!って感じですね。これには北条側も驚いています。
この城を拠点に総攻め? やはり官兵衛は違います。ここで敵兵の士気が大幅に下がったと見て、和睦を持ちかけます。
北条をやっつけたい秀吉の許可が降りるのか? と思ったら、あっさり許可が出ました。
それにしても、官兵衛が一人で小田原城へ和睦交渉に行きますが、玄関で敵兵に弓を放たれます。これが見事に当たらず顔にかすり傷を負っただけでした。
これ、ドラマで主人公が死んだら終わっちゃうから当たらないのか、それとも敵の使者が来た時は、一応攻撃はするけど当てないという決まりがあったのでしょうか?
(そんなものはないか、さすがに)
北条氏政にこんなに兵力差があるのにどうやって戦う?と詰め寄られた結果、だんまり…
あっさり論破っ
結果、和睦になりました。官兵衛の交渉力とこの交渉で勝つための準備には惚れ惚れします。本当に現代にいたら、どんなビジネスマンになっていたのか気になる…
一方、忍城を落とすために現場に行った三成ですが、現地ではいつものずる賢い知略が活かせずにもたもたしているうちに官兵衛が本丸を攻略してしまったので、秀吉に怒られてしまいます。
会議では正論を振りかざして批判ばかりしているけど、実際に現場に出たら大したことなかった、というパターンです。
たまに見かけますが、教科書は基本を学ぶという点では必要ですが、やはり現場は教科書どおりにはいきません。
教科書で学んだ基本と、己の経験をミックスして応用していかないと現場は務まらないってことです。
いよいよ天下統一し、次はいよいよ明へ進出します。信長が果たせなかった夢、秀吉が実現に向けて動き始めます。
朝鮮出兵から秀吉の最後までが描かれ、いよいよクライマックス間近です。
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