2020年大河ドラマは「敵は本能寺にあり」でお馴染み、織田信長を討った明智光秀にスポットを当てた「麒麟がくる」です!
同じく2014年大河ドラマの軍師官兵衛でも明智光秀が登場しますので、おさらいしておきましょう♪
第46回 家康動く
秀吉が亡くなったので、明攻めは終わりです。
消化試合だったので、みんなさっさと帰国します。
明攻めを7年やってました。7年って長いですよね。入学した小学生が卒業しちゃうくらいです。しかもなにも得るものはなく、豊臣家臣の仲違いを生んだだけ。
結局、秀吉は自ら豊臣家の基盤を壊してしまったわけです。
天下統一して後は太平の世のトップに君臨すれば良かったのに…
如水も秀吉の最後の時に言ってましたもんね。信長にこだわりすぎたと。
でもなんか分かりますよ。自分が一番影響を受けた人のやり方を真似したくなります。
小西行長が加藤清正と黒田長政の目の敵にされていると三成に言うと、三成はまた何か企みを思いついた様子。ほんと次から次へと火種作るの好きですね。
家康は、加藤清正、黒田長政、福島正則の取り込みを始めます。
小西行長がこの君たちを訴えたよって焚き付けます。こういう場合は、五大老五奉行で決めなくてはならないけど、家康はここで三人に味方すると伝え、ぐいぐい高感度を上げていきます。
秀吉と家康を見ていると共通しているのは、やはり人の取り込みがうまいですね。上に立つ者は人の心がつかめないと無理ですね。
家康は豊臣家臣の取り込みのため、禁止されている大名同士の勝手な縁組をバンバンやっちまいます。その件で他の大老・奉行衆から咎められますが、すっとぼけます。
逆に、大老を辞めろという話に対して、大老職は秀吉本人から仰せつかったものだから、それを辞めさせること自体遺言に背くものだ、と使いの者を一喝!
家康が頭角を現しだしましたね。本当に秀吉が居なくなるまで見事に猫かぶってました。
戦の機運が高まりつつありましたが、如水が大老のボスである前田利家を説いて終了。家康は戦にならずがっくり。
栄姫登場! またきれいな姫が登場しました。家康のことをおじさんと呼んでましたから、親戚の娘ですかね。ただ、黒田との結束を強めるため、家康は養女にしてすぐに黒田長政に嫁がせる作戦のようです。
親戚が多いと強いですね。全部自分の娘にして仲良くしたい大名のところに送り込む。戦国の女性達も大変だったんだなぁと思いました。
黒田家では、お菊が泣いても糸が動きません。熊之助を見殺しにしたのも私だし、跡継ぎを産めない私は価値がないと自分を責めまくっていました。そして自暴自棄で育児放棄です。
ここで前田利家が亡くなります。
一気に三成討伐モード発動。長政も首をはねてやると激おこ。明攻めでの仕打ちは根深いですな。長政は正義感の塊のような男ですね。うん、そういうの嫌いじゃない。
最初はなんか血の気が多くて危なっかしい奴だと思っていたんですが、最近は黒田家当主として貫禄が出てきました。
三成は一旦、徳川家康のところに逃げ込みます。長政たちも家康に三成を引き渡すよう話をしますが、家康は大名同士の戦は遺言に反する。双方の言い分を聞いて判断すると引き渡しに応じません。
これ以上伏見の城下を騒がすというなら、手前がお相手をいたす!
え? シャンクス!?
家康は、三成を佐和山で蟄居させます。
首を取らないと火種は消えないという如水に対して三成の命にも使いみちがあると。どうやら命の使い道の話を長政から聞いていたらしい。これには如水も何も言えず。
三成にしばしの時を与え、戦を仕掛けてきた時に潰す、という作戦らしいです。
如水は三成と家康のどちらに付くのでしょうか。長政は家康です。
善助たちが如水に尋ねると、三成にも家康にも付かない。
「ワシは我が道を行く!!」
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
最後の大勝負に舵を切った瞬間です。
第47回 如水謀る
三成は佐和山で隠居。家康は大阪に居座って戦が起こるのを待つようです。
如水は九郎右衛門と打ち合わせです。
如水が思いつくことは九郎右衛門が先回りしています。
その結果、すべて任せると。九郎右衛門は本当に万能です。
こういう部下が欲しいし、自分は上司からはこういう部下でありたいと思う今日この頃です。
如水は夢中で策を練っています。
光がそれをみて生き生きとしてて童のような目をしてると微笑んでいます。如水は本当に根っからの軍師なんですね。仕事が好きな人にはなかなか勝てないですね。如水も「このところ辛い戦ばかりだったから…」ということで、久々に楽しい仕事を満喫中のようです。
システム開発でも、私ぐらいの年齢になるとプログラミングの仕事は若い衆がやるのでまず回ってきません。回ってくるのは管理ごとばかりです。
プログラミングしたくてこの業界に入ったはずなのに…
そんなわけで、たまにツールのようなちょっとしたプログラミングの仕事が隅っこに転がってると楽しくて夢中になってしまったりします。
黒田家は割れます。長政は徳川に付く。如水はどちらにも付かない。
長政は如水が秀吉を慕ったように、私は家康を天下人に押し上げたい、という野望があるとのことです。これには如水も「猪武者がいつの間に…」と子供の成長を喜んでいました。
結果、黒田の当主はお前だ、徳川を選ぶというならそれでよい、と長政を認めます。
如水は九州の豊前に戻ることにします。
その前に三成が蟄居している佐和山城に立ち寄ります。
三成にどうやって家康を討つ?と三成が一番やりたいことを口にします。
ここで如水の策を披露。上杉で徳川を誘い出し、手薄になったら秀頼を奉じて出陣して挟み撃ちするといいと思うど、家康はお見通しだからやめといたほうがいいと、からかって挑発します。
策を立てるのと真の戦ではまるで別物。
これはワシからお主への最後の忠告じゃ、、と三成を煽りまくります。
そして最後は
( ̄ー ̄)ニヤリ
三成を焚き付けて満足な感じですね。三成も如水が帰った後、激おこでした。如水の作戦通りです。
ついでに毛利の状況も探っていきます。
安国寺恵瓊は秀吉の天下を守りたい、
大将輝元は大老の職を全うするのみ
吉川は三成につくなんてありえないと、ということでみんなバラバラ。
小早川隆景や吉川元春がいた頃の毛利ではないですね。
バラバラになった毛利を嘲笑うかのような如水。あちこち掻き乱してニヤニヤしているので、もはやどんどん悪い坊主に見えてきました。
長政は自分には糸という嫁がいるから…と栄姫との縁談に消極的でしたが、徳川の家臣に黒田家の今後が…と不安を煽られた結果、栄姫との縁談を進める決意をします。
結果、長政は糸をリリースしてしまいます。本人も里に帰りたいとこぼしていたからでしょうけど、個人的には側室にしておけば良かったんじゃないかなと思うんですがダメなんですかね。娘もいるし、母子を別々にしてしまうぐらいなら側室のほうが…
里っていったって小六もいないし、糸はこの後どうするんでしょう… お決まりの出家パターンですかね。
さて、すぐに栄姫と祝言です。現代には無い感覚なのでわかりませんが、二人や今まで糸と仲良くしてきた黒田家のみんなはどんな気持ちなんでしょうか…
そして、いよいよ上杉が謀反の疑いあり、ということで事態が動き始めます。もちろん上杉を裏で操ったのは三成。いよいよ関ヶ原の戦いに向かいます。
家康が秀頼のところに上杉討伐の挨拶にきます。
茶々は無事の帰陣を祈っております。な~んて言いますが全然祈ってないw
徳川が上杉討伐に兵を挙げたことを知ると、三成も動き始めました。
そして、如水も九州で挙兵!
いよいよ最終決戦が始まります!!
第48回 天下動乱
慶長5年(1600年)、東の徳川家康と西の石田三成が争うことで有名ですが、実は九州では黒田如水が九州平定を狙っていたんですね。この大河ドラマ見て初めて知りました。
やはりこの戦国時代後半~江戸時代初期は熱いです! この時代ばかりフォーカスが当たってお腹いっぱいの人もいるとは思いますが、やはりこの時代のいろいろな人の物語をその人の視点で見てみたいです。
あ、この時、この人はこういう事をしていたんだーみたいな。そんなわけで、来年の大河ドラマは明智光秀。これはもう今から楽しみです。
さて、黒田の兵は長政について家康の味方をするので、如水には自由に使える兵がほとんどいないのです。そこで現地調達です。百姓や町民などを雇い入れて新しい黒田軍結成します。
何も持ってないけどいい?という人にも、銭も惜しまず配る、武具が無い物には与えると。黒田は日々倹約し、ここぞという時に銭を使う! この考え方は私も好きです。
佐和山に蟄居していた三成が京に戻ります。茶々と秀頼が駆け寄ってきて、何をしておった、我々がどれだけ心細い思いをしていたかと。
三成は、機が熟すのを待っていた、徳川を成敗する時がきた!といよいよ徳川討伐を始めます。そこで、徳川側についた大名の妻子を大阪に人質として集めるよう指示を出します。
秀次を担ぎ出せば義軍、更に敵大名の家族を人質に取るんですから、まぁまず負ける気はしないですね。結果を知らなかったら私も確実に勝てると思ってしまったと思います。
如水は町人や農民ばかり集めて大丈夫かと思ってましたが、ちゃんと稽古するんですね。ビジネス養成スクール開校って感じですね。そして、如水の兵はなんと、長政の本体5,400を凌ぐ勢いで増え続けております。
三成から大阪に召集令がかかった各大名の妻子たち。長政も対象です。光と栄にも招集がかかるんですが、さすが如水。善助と太兵衛を残してきており、ここからハラハラ・ドキドキの脱出劇が始まります。
町内には三成の手下たちが警戒を始めましたので、そのまま歩いて脱出するのは難しそうです。そこで、光と栄は俵に入り、それを太兵衛が担いで屋敷を脱出する作戦。
うーん、ドキドキしますね! この展開。ただ、この夜更けに米俵って十分怪しいですけどね。まぁ、最悪見つかっても太兵衛が暴れれば大丈夫!
とりあえず付き合いのある商人の蔵に身を潜めます。困った時に助けてくれる人というのは有り難いもんですね。そのためにも常日頃、人には良くしておくものだなぁと思いました。
三成の使いが黒田の屋敷にやってきて、妻子の姿を見せろと善助に迫りますが、屋敷にはもう居ないので、善助が嫁を変装させ、役人には外から覗かせて事なきを得ます。
依然として光と栄はあきんどの蔵に潜伏中です。港には船を待たせているんですが、警備が厳しくて港まで行けないとのこと。困った…
そしたら、なんと細川忠興の屋敷が火事。真田丸では確かガラシャが火を放った描写がありました。善助たちはこの騒ぎにまぎれて港へ向います。役人も野次馬になっていて警備をしていません。このまま脱出か!?
ぱきっ
道に落ちていた木の枝を踏んでしまい、音がしたことが役人たちに気づかれてしまいまい、荷物チェックが始まってしまいます。
ゾンビ映画とかだとこれで一斉に襲ってくるやつです。もうドキドキが止まらないっ
いよいよ荷台に隠れている光と栄に捜査の手が伸びようとして絶体絶命!
太兵衛怒りゲージMAX、ブチ切れです。日本号を振り回して役人の喉元に矛先を突きつけてこの場を切り抜けます。
あきんどが槍をぶん回すもんですから、役人もびっくりです。
急いでいる!
船に間に合わなかったらただではすまさんぞ!!!
そしてなんとか全員、無事に如水のところに到着です。ホッとしましたが、そう言えば、変装していた二人は残してきてしまって大丈夫だったんでしょうか…
さて、いよいよ私が住んでいる地域が出てまいりました。西も熱いですが、東の甲斐国から武蔵、上野・下野の方も熱いですよん。
徳川勢は、下野小山にて軍議。
軍議の前に、福島正則に根回しです。やはり豊臣縁者の武将が立たないと周りの武将も二の足を踏んでしまいますもんね。
会議の前にステークホルダー、キーマンを味方につけておくのは定石です。
家康は、豊臣の縁者の福島正則の心変わりが心配だから、仲の良い長政に説得をしてもらおうと思って長政を呼んだんですが、それを先読みした長政は、先に話をつけてから家康のところへ。
家康がお願いする前に話をつけてきてしまい、これには家康も感激。
知略は親譲りだと褒めます。父の如水はなかなか褒めてくれないから、長政的にはよく褒めてくれる家康に心酔してしまのも分かる気がします。
そして軍議が始まり、家康は妻子を人質に取られている人もいるので、陣払してもよいよ、という家康に各大名は一瞬迷いを見せますが、ここで福島正則と長政が口火を切って三成討伐を宣言することで、一致団結(本当は陣払いしたい武将も居たと思いますけど…)
家康の作戦通りですね。
会議は始まる前のお膳立てが整えてないとまずまとまらないですね。やはり会議の前の根回しでほぼ決め事は終わらせておいて、会議本番ではその合意だけ、というのが昔から必勝パターンです。
一方、九州で力をつけつつある如水に対して、三成は対抗馬として大友義統引っ張り出してきます。
如水が善助たちに今回の策の説明をしようとすると、如水が説明しようとしていた内容をすべて話してしまいます。もはや如水の考えることはお見通しというこの三人の部下。相変わらず優秀すぎる。
ワシは良き宝に恵まれた
如水のセリフより
善助、九郎右衛門、太兵衛
得難き宝が三つもじゃ
お主たちのお陰でここまで生きながらえ
軍師として重用されることができた
ワシは、お主達とともに天下を狙う
やっぱり“人”なんですね。いかに人に恵まれるか。
そのためには、まずいい人を引き寄せる魅力ある自分になる必要がありますね。
第49回 如水最後の勝負
天下分け目の大戦。小早川秀秋は東か西か、どちらにつくか迷っていたら、寧々に長政を頼れとアドバイスをもらい、長政の陣に使いの者を出します。
長政は徳川に付くなら二カ国安堵を提示して、ほぼ決定。
ただ、三成も小早川秀秋を調略します。
秀頼が大人になるまで関白やっていいし、関白となれば物入りだろうから播磨一国あげちゃうし、家老の平岡まで近江10万石、黄金300枚!と破格の待遇。これにはフラつきます。忠義が無ければ、待遇の良い方になびいてしまうのは世の常なんですね。
如水軍、いつの間にか大勢集まっています。
そして出陣!まずは近くの高田城を即落としてしまいます。
如水軍、次々と進攻していきます。如水も笑いが止まりません。
だんだんと如水が武藤敬司に見えてきました。生き生きとしてて楽しそうです。
大友軍にもかつての仲間たちが集結しています。忠臣の吉弘統幸は黒田との戦に異議を唱えるのですが、まったく聞く耳を持って貰えません。信頼のおける人物の言葉には耳を傾けるもんですよ。偉い人っっ
石垣原で如水と大友が激突。私は関東に住んでいるのであまりよく知りませんでしたが、石垣原というのは九州の関ヶ原と言われており、こちらも大激戦だったようです。
吉弘統幸と九郎右衛門が戦場で再会します。
吉弘統幸は徳川四天王・本多忠勝のような豪傑だったそうです。
九郎右衛門は降伏を促すのですが、それには応じず一騎打ちとなってしまいます。
話の最中に九郎右衛門が雑魚兵に襲われますが、吉弘統幸が「この統幸の相手じゃー、手出し無用!!」と一喝。カッコいいっす。
一騎打ちの結果、九郎右衛門が勝ち、寸止めします。
九郎右衛門殿
吉弘統幸のセリフより
お主の家の味噌汁
うまかった
あの一年はまことに楽しかったぞ
お主に討たれるなら悔いはない
こんなこと言われて切れます!? 切れないですよ。
あ、ホント!? うまいっしょ。次いつウチに来る!? とかのレベルですよ。
やはり九郎右衛門も切れませんでしたが、吉弘統幸が九郎右衛門の刀で自らの首をはねました。せめて九郎右衛門の手柄にしてあげたんでしょうか…
今回の大河ドラマでは描写されませんでしたが、一時期九郎右衛門の家に居候をしていたようです。一年も一緒に衣食住を共にした人と戦場で殺し合いですよ。本当にもう戦国時代はやるせないです。
またね、的場浩司がいい味出してるんです。若い頃はただのヤンキーだと思っていたんですが、こういう情の深い豪傑役はハマります。
吉弘統幸を討ち取った九郎右衛門、帰陣です。
吉弘統幸が討たれるとすぐに大友義統は頭を丸めて降伏します。
島津の時と同じパターンですね。戦の前にいきがるのは敗北フラグということでよいですかね。
いつも冷静な九郎右衛門も今回ばかりは感情むき出しで、なぜ忠臣の言うことを聞かなかったんだ!!と怒り心頭。言うことを聞いて戦をしなければ死なずに済んだんですからね。
ところで、長政の兜。これ重くないんでしょうか。風の抵抗で首がぐわんぐわんしそうです。
大友の敗北により、九州での如水を止めるという三成の作戦は失敗に終わります。
慶長5年9月、如水の軍は9,000にも膨れ上がり、豊後を破竹の勢いで豊後を攻略していきます。この赤い兜をみると逃げ出すものが出るほどだったそうです。
第50回(最終回) 乱世ここに終わる
いよいよ、最終回です。
最終回は内容が濃すぎるので、別のページにしました。
コメント