2020年大河ドラマは「敵は本能寺にあり」でお馴染み、織田信長を討った明智光秀にスポットを当てた「麒麟がくる」です!
同じく2014年大河ドラマの軍師官兵衛でも明智光秀が登場しますので、おさらいしておきましょう♪
第50回(最終回) 乱世ここに終わる
関ヶ原の戦い
いよいよ関ヶ原の戦いが始まります。両軍合わせて20万。天下分け目の大合戦です!
石田三成が現場入りしています。福島正則と宇喜多とドンパチ始めます。
三成的には、兵力で勝っていたので、いよいよ豊臣再興!とテンション上がっていたことでしょう。
それにしても、さすが大河ドラマ!!
騎馬隊の数が凄いです。迫力が違います!!
競馬専用のトラック何台分で乗り付けたんでしょうか。
そして、どうやって撮影の時間帯まで馬を待機させていたのかとかいろいろ考えてしまいます。
石田軍は数は多いけど、戦況を見計らっている連中が多く本気で戦っているのは2万から3万ぐらいと物見から聞いていた家康ですが、なかなか手こずる家康軍。
小早川秀秋はどっちに付くかまだ迷っています。コウモリのような奴ですね。
家康は長政を通じて調略済みだった小早川秀秋がなかなか動かないので、大筒を打ち込んでケツを叩きます。
どーーーーん!!
これで目が覚めた小早川秀秋は、石田勢を攻撃し始めます。待遇的には三成の方が良かったんですけどねぇ。やはり身に危険が及んだらこの樣です。金や地位がいくらあっても死んだら意味ないですからね。
裏切ったかぁぁぁ!!
これには三成もシャウト!!
戦の前からかなり石田勢の陣中ではモメてましたからね。
数は多くても心がバラバラという烏合の衆状態では、団結している徳川四天王には勝てませんよ。
結果、一日で石田勢の負けが確定します。小早川の裏切りが勝敗を決めたのでしょうか。いろいろな説があるのでわかりませんが、一因ではあったでしょうね。ボス戦でメダパニ/コンフュはキツイっす。
九州を順調に進攻していた如水の元にも連絡が行き、東西で争っている間に九州を平定してしまおうという如水の戦略が音を立てて崩れてしまうのでした。
さすがの如水もこれにはちゃぶ台返しです。
家康は大阪城に戻り、秀頼と茶々に戦の勝利を報告します。
茶々も逆賊三成に大阪城を乗っ取られて困っていたと…
えーーーっ
家康を倒してと三成にすがっていたじゃないか…
茶々は家康に、捕まえた石田三成、安国寺恵瓊、小西行長たちはどうするのかと尋ねると、もちろん逆賊は成敗すると。
茶々は、もともとは秀吉の家臣だからなんとかならないかと頑張りますが、家康に「逆賊をかばうものも同罪」と言われてしまい、それ以上なにも言えず…
長政は処刑前の3人に会いに行きます。
安国寺恵瓊は、吉川と小早川どちらも調略していたとは、さすが如水殿の息子、あっぱれじゃ、ともう親戚のおじちゃんみたい。
小西行長は精神崩壊状態で、なにか呟いていますので、長政は華麗にスルー。
長政が最後に三成に声をかけます。こうなったからには遺恨は水に流そうと。
三成は、望みを絶たれたが哀れみは無用、この想い、如水殿だけは分かってくれる…と。
秀吉の家臣として一緒に仕事した父ちゃんなら分かる。ガキに用はないというせめてもの強がりだったのでしょうか。
三成の豊臣再興の夢破れましたが、なんだか穏やかな顔をしています。
長政は家康に呼ばれて、武功一番だと褒められ、なんと筑前52万石を与えられます。
これで黒田も大大名の仲間入りです。
九州の如水は、7カ国を制覇したが、関ヶ原の戦いが終わってしまったため、九州から撤収します。
生き生きとしていた如水だったので、かなり不本意だったことでしょう。ただ家康側に長政が付いているので、泣く泣く撤退ってところでしょうか。
長政は、家康から武功一番だと手を取って褒められたし、52万石も与えられたよと如水に報告します。
これは流石になかなか褒めない如水も褒めざるを得ない… くはないっ。
長政に、家康から手を取って褒められた時、もう片方の手は何していたと聞きます。
一同、私も含めて一瞬?? でしたが、どうやらその時にもう片方の手で家康を刺殺していたら、如水の天下だったかも知れない、ということです。
…どうでしょうかね。徳川四天王に討たれる可能性もありますが、加藤清正や福島正則のような豊臣家臣は長政の味方をしてくれたと思いますので、イケたかも。
でも、普通に長政の立場だと、心酔している上長を不意打ちするようなことはできないでしょうな。
如水の戯言だったんでしょうかね。
如水と家康の約束
如水は家康に会いに行きます。家康は「九州での働き比類なきもの」と労います。この後は家康の近くで政の指南をお願いしたい、という家康に、九州で天下を取ろうとしていたことをぶっちゃけます。
秀吉だったら、きゃんべぇーーーーーっって凄い顔されたでしょうねw
如水は家康に尋ねます。
この後、どのような世を作るのか聞きたい
この後、どのような世を作るのかお聞かせ願いたい
天下は、それを治めるのにふさわしいものが治めるのが良い
されど、天下は一人の天下にあらず
天下は天下の天下なり
ワシが死んでも、争うのおこらぬ太平の世を作る
それがワシの望みじゃ
私利私欲のためではないと?
ああ、そなたに約束しよう
それがし、生涯戦で負けたことはごさらん
されど、此度は内府様に負け申した
負けて悔いはなし
そう思うておりまする
これぞ、如水が秀吉に求めたことだったんでしょうね・・・
息子に超えられたのう、如水どの
跡継ぎに恵まれて、羨ましきことよ
如水との最後のシーンはずっと右目が開きっぱなしです。右目が閉じかかっているのは、何かを企んでいるということを表現していると言っていたので、この如水との最後のやりとりは、きっとなんの算段もなかったのでしょう。
そして、長政の嫁の栄が男子を生みましたので、これで黒田家は安泰です。
家康は征夷大将軍になり、江戸に幕府を開きます。江戸時代の始まりです。
如水の最後
如水と寧々です。寧々は茶々がまだ豊臣天下の夢から覚めなくて困ったものだと。
如水は、大阪城にいる限りは無理だろうと言います。
頼りになるのは城ではなく、人だというのに…
本当にそうだと思います。やはり最後に頼りになるのは人なんでしょうね。物が溢れているうちはわからないかもしれません。
ちなみに、加藤清正と福島正則も秀吉亡き後の石田三成との遺恨の関係で、ノリノリで徳川側で戦いましたが、いざ終わってみると、徳川の天下になっていて、後悔しているようです。長政に乗せられてしまいましたね。そう考えるとさすが如水の息子です。
さて、DVDで見ようとしている方、ここから涙腺崩壊ですので水分気をつけてください。
九州で天下取りの夢をみたが
如水のセリフより
長政の働きによって一日で破れた
見事であった
そしてお前は立派に
黒田家を守った
如水が珍しく長政を褒めます
(もしかして初めて!?)
あれで良かったのだ
如水のセリフより
あの時お前はワシを超えた
嬉しかったぞ
子に超えられるというのは
悪いことではない
今まで、まったく褒めて貰えなかった長政なので、これは本当に嬉しかったでしょうね。一番認めて欲しい、一番褒めて欲しい父にやっと褒めてもらえたわけですから。
最初は猪武者と呼ばれてみんなから子供扱いされて、頑張っても空回り、なかなか認めてもらえなかったので、喜びもひとしおだったと思います。
ワシはもう死ぬであろう
如水のセリフより
あと二ヶ月だろう
家臣や民の声によくよく耳を傾けよ
そして、信じろ
長たるもの、家臣や民の声をきちんと聞けということです。
偉い人も、きちんと部下の声に耳を傾けなさいということですよね。
裸の王様になってはならないと思います。それで失敗した人何人か見てきましたから。
そして、善助には兜を授けます。
善助が、これからも大殿がかぶる兜ですというと、
これはワシじゃ、ワシの魂をお主に託す、と。
これには善助も泣いて
嫌じゃ・・・ お別れなどしたく有りませぬ…と
如水:光、一向に悔いが浮かばぬ、お前が妻で良かった
光:殿のそばにいれて、天下一の果報者でございます
如水が最後の力を振り絞って一言
世話になった、、、
これにはみんな涙です。私もここまでドラマ見てきて、もはや黒田の一員、涙が止まりませんでした。
慶長9年3月20日、如水没。享年59歳。
大河ドラマってやはりその人の一生が緻密に描かれるので、ものすごい感情移入してしまいます。なんか私まで走馬灯のように今までのシーンが蘇ってきます。
今回はブログに書き起こしましたので、いつでも振り返り出来ます。
長かった…
ただ見ているのと違って、文字に起こすというのはなかなか大変な作業でした。
しかし、やはり面白いドラマだとモチベーションが下がらず、続けられました。
11年後、大阪夏の陣
如水の死から11年、豊臣と徳川の戦が大詰めを迎えてます。
そして戦国乱世、豊臣最後の戦い、大阪夏の陣です。
秀頼が大人になりましたね。しかし、豊臣は城の堀は埋め立てられ、金銀も使い果たして、雇った浪人たちが打って出るしかない状態です。
そして、長政のところにいた後藤又兵衛ですが、なにやら長政と喧嘩して出奔して浪人になってしまい、徳川に戦いを挑んで散ります。
そして、豊臣家繁栄の象徴だった大阪城は落城します。
茶々は、大阪城だけは落ちぬと思っていたが浅はかだった…と言っています。
この人も波乱万丈でしたね。小谷城、北ノ庄城の落城を経験し、家族をみんな失います。弱い男と一緒になったからそうなったと、天下人秀吉の正室にまでなりますが、信頼していた家臣の三成も失い、最後は息子と一緒に自害します。
寧々は祈り続けます…
戦国大名の妻が出家するのはなんでなんだろうと思っていましたが、これだけ身内がバタバタと亡くなっていくと、出家でもしないと祈りきれないですね…
家康も燃える大阪城を見てこう言っています。
如水
家康のセリフより
お主と約束した
戦無き世がようやく始まるぞ
エンディング
光:ようやく終わりましたか・・・
長政:乱世がついに終わりました
長かったこと・・・
殿、、よく、、生き抜かれましたな、、
タイタニックのような最後の演出です
あとがき
いかがでしたでしょうか。
私も子供の頃、歴史は勉強しましたが、当時はほとんど興味が有りませんでした。歴史なんて過去のことを勉強してなにになるんだ、と生意気なことをいっていたと思います。
人は過去から学んで、未来に活かすことが重要なんだなーと大人になってから分かりました(遅いね^^;)。孫子の兵法に関する本は現代のビジネスにも活かせるエッセンスがたくさんあるから今でも読まれています。
軍師官兵衛、稀代の名軍師でしたね。現代でも官兵衛、善助、九郎右衛門、太兵衛の考え方や動き方は参考になると思います。
私は中堅サラリーマンですが、勉強になることが多く、会社で実践するように心がけています。今回、振り返るついでに物語の中に散りばめられていた役に立ちそうなキーワードはきちんと書き起こしたつもりですので、是非参考にしてみてください。
あと、もう一言、私に歴史を教えた社会のK先生、授業中ずっと寝ていてごめんなさい。でもあんなお経のような教科書をそのまま板書して読み上げる授業じゃ歴史の楽しさ、伝わらないです。
私が戦国時代がこんなに面白いっていうのを知ったきっかけは、ゲームだったり、大河ドラマでした。
現在、歴史を教えている先生の方がもしこれを見たら、この人やこの出来事からはこんなことが学べて、現代社会でこんな風に役に立つよ、という感じでこれから生きていく上でどう活用できるのか、という点をドラマティックに教えてあげるとみんな興味を持ってくれると思います。
人間、興味が湧くと知りたい欲求が出てきますので、自分で調べたりして学ぶと思います。先生方は是非、興味を持つような導入の授業をお願いします!
さて、これで来年の大河ドラマ「麒麟がくる」の準備はOKですかね。明智光秀の視点に描かれる戦国時代が楽しみです。
ここまでお付き合いありがとうございました
さて、次は真田丸振り返りたかったんですが
力尽きました… 取り敢えず年内にDVDだけは見るぞー
それにしても、このような名作、なぜNHKオンデマンドで公開されないんでしょうか…
小六のせい!?
オンライン配信は手軽で良いのですが、演者が不祥事を起こすと配信停止になってしまうのだとしたら、やはりオンラインは当てにならん。本当に気に入った作品はDVD等のメディアで保有するのが安全ですね。
TSUTAYAならレンタルであるかも知れません。私もTSUTAYAで全巻レンタルしました。助かった~
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