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軍師官兵衛(2014年NHK大河ドラマ)第21回~第25回

レビュー

2020年大河ドラマは「敵は本能寺にあり」でお馴染み、織田信長を討った明智光秀にスポットを当てた「麒麟がくる」です!
同じく2014年大河ドラマの軍師官兵衛でも明智光秀が登場しますので、おさらいしておきましょう♪

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第21回 松寿丸の命

善助たちは商人として有岡城下に潜伏、官兵衛救出の作戦を立てるため、情報を集めます。

信長の指揮で有岡城攻めが開始します。織田軍の名将たちが集結して攻めますが、有岡城はなかなか守りが堅く、簡単には落ちません。

チクリ魔の仙千代も罠にハマって蜂の巣です。
お味方討ち死にの伝令がくる度に信長はイライラ。

村重強いじゃん。信長はこれは官兵衛が裏切って指揮していると勘違いを始めます。
結果、人質の松寿丸を成敗せよ、と指示を出してしまいます。

秀吉はまだ裏切ったと決まったわけはないからと説得をしますが、信長はイライラしすぎて聞く耳持たず。見かねた半兵衛が自分が成敗すると名乗り出てその場は収まります。

秀吉は黒田家を訪れ、松寿丸成敗を伝えます。いつも元気な秀吉もこの時ばかりは辛かったでしょうね。こういう話をしにいく時って気が重かったと思います。

これを伝えた上で、更に織田に力を貸してくれ、というなんて、とても凡人にはできないです。

黒田職隆も光も迫真の演技です。ここも涙なくしては見れません。

光は、姉の力の出家→松寿丸人質決定→兄の左京進との別れ→官兵衛帰ってこない→さよなら又兵衛→松寿丸成敗と泣きっぱなしです。涙が枯れてしまうのではないかとこっちが心配してしまいます。

職隆演じる柴田恭兵は、いつもクールな役が多かった気がするので、これだけ感情をむき出しにした柴田恭兵が新鮮でした。いやーほんと役者って凄いです。

官兵衛も土牢の中で、息子の死の知らせを聞きます。もう絶望のどん底です。
この時点で私なら発狂するか、生きる気力を無くすと思います。
この状況から生還する官兵衛の精神力の強さはハンパないです。

あれっ!? 松寿丸がっっ

はい、実は松寿丸は竹中半兵衛が成敗したことにして、匿ってました。
秀吉にもその事実は知らせませんでした。知ったら信長の命に背いたことになってしまうからとのこと。さすが竹中半兵衛!

松寿丸が死んだと思い込んだ光は、廃人状態。
寧々から届いたこの松の扇子を見て、何故こんな物・・と。

しかし、職隆はこんなものをいきなり送りつけてくるってことは、これはメッセージだと推理探偵のようなことを言い始めます。

青々しい松の絵柄だから、松寿丸はきっと生きてるって光を励まします。
これ、全然見当違いだったら、ぬか喜びさせた光からどう思われることか…

官兵衛は相変わらず牢の中です。

大河の主人公が2話続けて動かないっていうのは、前例がないみたいです。ただ、黒田官兵衛としては、有岡城幽閉イベントは大事なポイントなので、さらっとは行けないですよねーさすがに。

この牢から見えた藤の花が、官兵衛に生きる力を与えたとのことです。
後に黒田家の家紋のデザインになります。

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第22回 有岡、最後の日

善助たちの官兵衛救出作戦は着々と進行しています。善助が堀を越え、土牢の近くに行って官兵衛の生存を確認します。

有岡城では、毛利はまだか、まだか、と待っているんですが、必殺、毛利の来る来る詐欺により、家臣たちも疑心暗鬼になってきてまとまりに欠けてきます。

その頃、秀吉の軍師、竹中半兵衛が病に倒れてしまいます。稀代の軍師竹中半兵衛と秀吉の最後のシーンです。三成もボロボロ泣いてます。

竹中半兵衛って34歳で亡くなったとのことです。
34歳って若いですよね。その歳で後の天下人となる秀吉の軍師をしていたんですから大したものです。

あの変わり者で自由人の宇喜多直家も、体調が崩れだし、本領安堵を約束に織田に付く決断を下します。目のキラキラもなくなってきましたね…(悲)

有岡城は織田の軍勢に取り囲まれてしまいました。こちらも毛利の来る来る詐欺でいよいよ荒木村重が壊れ始めます。

城から出て直接毛利を呼んでくるって言い出し、手土産の茶器を選んでいるシーンですが、目に狂気を感じます。この田中哲司という俳優もまたかなり演技派です。

最後に牢にいる官兵衛と酒を酌み交わしながら、最後のお誘いをします。
それでも官兵衛は首を縦に振りませんでした。

私なら人質を殺されてしまったと聞いてしまっているので、ここで村重と組んで信長を討ってやる!と思ってしまうと思うんですが、動かない毛利にすがっているようではダメだということですかね。

そして、村重は本当に城を抜けてしまいます。
これ、ここを狙われたらどうするつもりだったんでしょうか。
そういう正常な判断ができないぐらい追い詰められていたんでしょうね。

大将が城から逃げ出したという情報が出回り、信長は有岡城を落としにかかります。
その混乱に乗じて、善助、九郎右衛門、母里太兵衛は官兵衛を奪還します。
もう何度でも言っちゃいます! 優秀な部下を持つといいですよねっ

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第23回 半兵衛の遺言

村重不在の間に織田軍が攻めて、あっさり落城。嫁のダシも捕まってしまいます。
もう、何やってんだよーー村重ぇっっ

黒田官兵衛、約一年振りに帰還!
秀吉と面会です。官兵衛、仙人のような出で立ちですね。
秀吉も半兵衛を失ったばかりだったから、官兵衛と再会した時はさぞ喜んだと思います。

秀吉はすぐに信長の前に官兵衛を連れていき、捕まっていたことを説明し、許しを請います。信長的にはヤバっ、官兵衛が明らかに村重に寝返ってない状態じゃん、、人質成敗しちゃったしどうしよう… と内心思っていたり…

信長:官兵衛こと、許す(人質の件、謝らないとなぁ…)
信長:官兵衛、そちに詫びねばならぬことがある(ドキドキ)
秀吉:もう一人、お目通りを願っているものがおります!
と間髪入れずに、松寿丸を連れてきます。

松寿丸と官兵衛が信長の御前で感動の再会です。
死んだと思っていたんだから、これは官兵衛、嬉しかったでしょうね。

信長:半兵衛め、わしを謀ったか、さすがは稀代の軍師。死してなおこの信長を手玉に取ったか!
と嬉しそう。
信長:わしの負けじゃ。許せ、官兵衛
信長:猿、官兵衛を手厚く介抱してやれ
秀吉:ハハーーーーッ

あっ、ここ好きなシーンなのでセリフも紹介してしまいました。
主君に恥をかかせなかった秀吉の振る舞いは、勉強になります。こういう人が出世するんですよね。なにはともあれ、万事うまく行って良かったです。

官兵衛は狭い牢の中で身動きがあまり出来ず、足を痛めてしまったとのことです。
エコノミー症候群とかならなかったのが不思議なくらいですね。

官兵衛は身体を癒やすために、有馬温泉で湯治したそうです。
私も温泉が好きで、関東の主立った温泉は行ったのですが、自然に囲まれた開放的な温泉は本当疲れが癒えますよね。

最近、忙しくて温泉行ってないので、なんか思い切って有馬温泉行ってみたいなぁと思ってしまいましたが、関東から兵庫へ行くのはなかなか 勇気 お金が要ります。

結局、毛利を呼びに有岡城を抜けたまでは良かったんですが、その先の警備が厳しくて、村重は尼崎城で足止めされてしまいます。

その尼崎城の城下で、村重ゆかりの者たちを皆殺しにするという前代未聞の大成敗が行われてしまいます。尼崎城に立て籠もっている村重に見せつけるためにやったそうです。

そして、荒木一族も処刑されてしまいます。ダシも…
ほんとになんちゅう時代だったんでしょうか。ほんとにこんなことがあったのかと思ってしまいます。

荒木一族の虐殺を聞き、完全に村重は精神崩壊です。部屋の隅で茶器を執拗に磨き続ける姿は狂気そのもの。目もイッちゃってます…

信長に取り立てられ、浪人から摂津の大名にまでなった男。
順調にいけば信長の作る新しい世の中でも安泰だったのに…
どこを間違えたから、こうなってしまったんでしょうか…

官兵衛は足を悪くしてしまったので、リハビリ生活でしたが、イマイチやる気が起きない模様。しかし、そんな官兵衛を奮い立たせたのは、やはり竹中半兵衛でした。

松寿丸に託した半兵衛の軍配。これを手にした官兵衛は半兵衛の意思を引き継ぐべく、突然やる気スイッチONです。死んだ先のことまで見えていたんでしょうか。
さすが稀代の軍師、竹中半兵衛です。

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第24回 帰ってきた軍師

官兵衛完全復活で、三木城攻めの総仕上げにかかります。

バラバラになった播磨の残党達の掃討ですね。
まずは播磨の大御所、三木城の別所。
別所長治に家臣の命は救うから、自害をせよと迫ります。
なんか幽閉イベント後の官兵衛Ver.2、鬼気迫るものがあり、別所長治も決断します。

結局、別所も毛利の来る来る詐欺の被害者の一人でした… 別所終了

次は古巣の御着です。
既に別所の話を聞いた家臣が、政職に覚悟を決めてくれと迫ります。

もともと官兵衛に従って織田に付いていればこんな事にならなかったのに、殿の不安を煽りまくって毛利に付かせたのに、やっぱダメだったからって責任取れっていう、このボンクラ家臣たちもどうかな、という感じです。

家臣がすべて逃げだすと、政職も息子を連れて、何の迷いもなく逃亡。

しかし、途中で黒田に捕まってしまい、官兵衛と対面。
官兵衛は腹切れと迫るも、いやじゃーと往生際が悪く逃げ惑う。
結果、官兵衛は逃してあげちゃいます。
きっと息子がいなかったら、切り捨てていたかも知れません。

それにしても最後まで小物感がブレない。それはそれであっぱれ。
逃げるは恥だが役に立つ・・ ってか

信長は落とした有岡城で宴を始めます。
荒木一族を滅ぼしたネタを酒の肴にして飲むなら有岡城に限るぜーという悪趣味っぷりです。それに付き合わされてた家臣とか顔色悪かったですよ。

嫁が気味が悪いと言っても平気平気と余裕を見せていた信長。
嫁が黄昏時になると死者の亡霊が出るとか… というと一瞬強い風が吹き、ふと能の演者を見ると、村重の嫁が… 怖い~><;

この世に怖いものなしの信長様もさすがにこれは顔色が悪く変な汗が…
これも江口洋介、凄いいい表情です。この見てはいけないものを見てしまった顔。

ロン毛のチャラチャラした俳優?歌手?と思ってましたが、とてもいい俳優になってますね。信長ハマってます!

安土では今回の振り返りです。

  • 光秀、秀吉、勝家は手柄を上げたので褒められるヽ(=´▽`=)ノ
  • 次は褒められるーと思った滝川一益は軽くスルー (´・ω・`)
  • 最後は佐久間信守。覚書があるとのこと(?◇?)ナニナニー??

最近活躍していないから、いらん。立ち去れって。
厳しい評価の裏には昔、信長に口答えをしたらしたことが影響しているらしいです。

そうなんですよね。下から噛みつかれた上って、それずっと覚えてますから。
私も最近、会社の若造に噛みつかれましたが、これは忘れませんよ。
結果、そういう評価になってしまうんです。これは世の常です。

佐久間信盛、さようならー

トップ会談から戻った秀吉は、官兵衛に1万石を与えましたので、大名になりました。
薬売りから始まった黒田が、大名になりました。みんな出来る人たちは出世していくんですね。

黒田家は家紋を変えました。
土牢の官兵衛に生きる力を与えた藤の花のイメージで作ったとのことです。
藤の花はキレイですよね。足利フラワーパークの藤を官兵衛に見せてあげたいです。

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第25回 栄華の極み

官兵衛も家に戻り、家紋も改め、気がつけば黒田家はこんなに子供がたくさん集合していました。いや~平和が一番ですね。戦国モノは、たまにこういうのほほんとしたシーンがたまに入るととても癒やされます。

光が、これで又兵衛がいればねー… と復帰フラグを立てますので、あ、そろそろ戻ってくるのねって感じですが、確か毛利方に付いたはず。まだ毛利との戦い終わってないですが…はて…

さて、いよいよ帝が動き出します。信長が官職を断りまくっているので、無視されているようだと大変ご立腹です。明智光秀は帝と信長の板挟み状態です。さぞ胃が痛い日々だったでしょう。

明智光秀の娘の倫です。荒木村重のところに人質で行ってましたが、村重の謀反の際に光秀が連れ帰ってました。

うー、村重、ダシという美人の正室やこんな美しい側室もいるのになんで壊れちゃったんでしょうか。それだけ信長の恐怖政治がストレスだったということですよね…

村重はもっと光秀と腹を割って話をして、暴君に仕える苦労や悩みを共有できていたら、また未来は変わっていたかも知れませんね。

それにしても、武家の娘というのは大変ですよね。政略結婚当たり前。本人の意志はほぼ無視で、好きでもない人のところへ嫁に行き、その家は戦で負けたら自害か出家…

私の好きな陣内智則演じる宇喜多直家ですが、いよいよ仮病ではなくガチ病のようです。秀吉に嫁と子供を頼むーーって。
これでキラキラおめめの宇喜多直家がクランクアップです…(泣)

宇喜多直家の家に泊まったら、さっそく嫁が夜這いです。現代では考えられないことばかりです。それにしても、竹中直人の演技がリアル~

寧々と光が初対面です。松寿丸からしたら、Wママですね。秀吉も二人を前にして「美しいのう~」と一言。
秀吉って息を吐くように褒めますね。見習いたいです。

光秀は帝の使いと一緒に信長に官職を受けるよう申し入れをします。
しかし、信長から「なにもわかっとらん!!」と一蹴されてしまいます。
ここまで戦績を上げて順調に出世してきましたが、雲行きが怪しくなってきました。

天正十年、信長のところに年頭の挨拶に訪れた秀吉と官兵衛。
毛利が片付いたら、海外旅行行くけど、君たちもいく? って感じ。

今でこそ地球は丸くて当たり前、海外旅行当たり前ですが、この時代で日本を飛び出して海外に行く、というのは感覚的にどんな感じだったんでしょうね。
現代で言うなら、地球を制覇したら、火星見に行くぞーって感じですかね?

安土城ライトアップっっ
当時は電灯もネオン街も航空障害灯もないですからね。
きっと真っ暗な中これを見たらさぞ美しかったでしょうね。

あれ、いつの間にか松寿丸が大きくなったっ!
ここに黒田長政の誕生です!
ということは、あの幼少期の松寿丸もクランクアップですか…(泣)
宇喜多直家と松寿丸(幼少期)のロスになってしまいそうですが、大丈夫です。
そんな時はこのブログを見てください(笑)

それにしてもこの名前の発表の仕方、、はて、最近みた記憶が…
そうです、新元号の発表と同じですねー

織田勢が勢いマシマシです。豪華絢爛な安土城、黒田長政も誕生、秀吉軍には宇喜田軍も加わり兵力は増えていきます。いよいよ、毛利も真剣に作戦会議です。改めて見ると、宇喜多直家がフラフラしながら最後に秀吉に付くという一連の動きのお陰でなかなか毛利との決戦にならなかったんですねー

次はいよいよ、高松城水攻め⇒本能寺の変⇒中国大返しの三大イベントが発生します!! 乞うご期待っっ!

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