自分のパソコンだけでWordPressを動かす方法
ブログを始めたという話を知り合いにすると、こんな感じの反応でした。
WordPress(ワードプレス)を使ってブログを始めてみたいけど、WordPressってなに? どうしたら使えるの? 使い方は? わからないー
WordPressを使うには、毎月の支払いが発生するレンタルサーバーと契約しないと使えないんじゃないの?
大丈夫!!
WordPressを自分のパソコンだけで動かす方法を紹介するから、無料でWordPressの練習ができるよ!
そんなわけで、ブログを始めようと一念発起しても、WordPressの部分でつまづいてしまう方が一定いらっしゃるようです。
そんな方にオススメなのが、インスタントワードプレス!
このインスタントWordPressを使うとレンタルサーバー契約などする前にワードプレスを体験できます。
今回は、普段使っているパソコンだけでWordPressが動かせるInstantWPのインストール方法、InstantWPの使い方を紹介したいと思います。
WordPress(ワードプレスってなに?)
WordPressとは
ウィキペディアにはいろいろと細かいことが記載されていますが、あまり細かいことを知る必要はまだありません。
最初はこれだけ知っていれば問題ありません。
WordPressというのは、CMS(Contents Management System)の一つで、ブログなどのWebコンテンツを作成するためのシステムの一つです。ブログを書くためのWordのようなソフトだとイメージしておくだけで大丈夫です。
WordPressはどうやって動かす?
WordPress本体はWebサーバ上で動作させておき、ブラウザでログインして使います。一般的に「WordPressを使ってブログを書いている」という場合は、契約したレンタルサーバー上で自分専用のWordPressを動かして、そこにWebブラウザを使ってアクセスし、ブログを書いたり、一般に記事を公開したりしています。
レンタルサーバーが無いとWordPressは動かせない?
そんなことはありません。Webサーバとデータベースサーバが動かせれば、自分のパソコンの上でも動かせます。
Webサーバ、データベースサーバをパソコンにインストールして動かして、さらにWordPressをインストール・・? 難しい・・だめだ
大丈夫!
そこを一つにまとめたインスタントWordPress「InstantWP」というソフトがあるよ。これを入れるだけでWordPressを動かすのに必要な物が一式自動でセットアップできるよ
一からすべて自分で揃えようとするとかなりややこしいのですが、このWordPressのインスタンス版とも言えるインスタント・ワードプレスことInstantWPをパソコンにインストールすると、すぐに簡単にWordPress環境が作れますので、まずはWordPressを触ってみたいという方や、レンタルサーバ契約前に練習したい方にオススメです。
InstantWPをセットアップする
InstantWPの公式サイトからダウンロード
ちょっと画面をスクロールすると、ダウンロードリンクが表示されますので、使っているパソコンのOSに合わせたものをダウンロードします。
私はWindowsを使っているので、Windows版をダウンロードしました。ここからはWindows版で紹介します。
現在の最新バージョンは、5.3.6のようです。ファイルサイズは281MBです。
InstantWPフォルダを任意の場所に設置
通常だとダウンロードフォルダの中に展開されていると思います。中身を確認したところ、インストーラーではなく、このファイルをそのまま使うみたいです。
つまり、このままダウンロードフォルダなとの一時的な場所で動かすとダウンロードフォルダを掃除した時点で消えそうなので、場所を移動します。
私は、インストーラー以外で入れたアプリケーション類は、C:\toolsフォルダに入れるように決めていますので、今回もそこに移動します。
ReadMeファイルがあるので、これにインストール手順が説明されていますのでご一読ください。面倒な方はこのまま進みましょう。これからインストールしていきますので・・・
Start-InstantWP.batを起動して、ということですので、ダブルクリックするとセットアップが始まります。
InstantWPのインストーラー起動
インストール画面が表示されますので、まずは、WordPress Adminボタンを押して、WordPressの管理画面を表示してみましょう。
InstantWPが起動しない!! 動かない・・
んー、ボタン押しても反応しないです。試しに管理画面のURLを直接ブラウザに入力してみても、アクセスできません、と表示されてしまいます・・・
動かない・・・
問題なく動作した方は、次の旧バージョンの導入の部分はスキップしてください。
InstantWPの公式サイトからダウンロード(旧バージョン)
公式サイトのDownloadsリンクをクリックし、GitHubのリンクをクリックします。
今回、最新の5.3.6でダメだったので、古いのを順番に試していきます。結果、5.3.4が動きましたので、そのZIPファイルをダウンロードします。
こちらもZIPファイルを展開したら、先ほどと同じようにC:\toolsフォルダの中に格納します。
InstantWPのインストーラー起動(2回目)
先ほどと同じように、Start-InstantWP.batを起動します。お、今度はこれが出ました。この画面はReadMeファイルには記載があったのにさっき出なかったので変だなーと思っていたところでした。今回は表示されたので、ReadMeファイルの説明どおり。行けそうな気がします。
無事にインストールが開始始まりました。「Next」を押せなくなるまで押して画面を進めてください。
そうこうしているうちに、インストールが完了したようです。右下のボタンを押してインストールを終了します。
InstantWPの管理画面を表示
先ほどのように、WordPressの管理画面を開くため、WordPress Adminボタンを押してみます。すると、初回のWebサーバ起動だから時間がかかるよーというメッセージが表示されますので、OKしてください。
これでまもなくWordPressが使えるようになります。
WordPress管理画面を表示する
おめでとうございます。WordPressの管理画面への入り口が表示されました。
ユーザ名:admin
パスワード:password
ログインするといきなり脅かしてきます。パスワード情報が漏洩なんて言われるとびっくりしますが、adminとpasswordが初期値だから変更してね、ということです。このパソコンでしか動かないので、自分専用のパソコンならそのままでもいいよいですが、他人と共有しているパソコンなら、変更しておくことをオススメします。
日本語に切り替え
私のような画面が英語だとやる気が出てこない方は、設定メニューから言語を変更できます。
WordPressの更新
更新の部分に数字が出ていますね。これはこのカテゴリで数値の分だけ通知があるという意味です。更新リンクをクリックすると、WordPressの新しいバージョンがリリースされているとのことです。
WordPressのアップデートは簡単で、「今すぐ更新」ボタンを押すだけです。データベースの更新が必要な場合でも、ボタンひとつで自動で更新されます。
テーマを導入
WordPressの面白さの一つ、豊富なテーマから好きなものをチョイスできるという点。この辺は次回はやってみようと思います。
WordPressはさわって覚えよう
ここまでできれば、本物のWordPressと同じです。自分のパソコンの中だけのWordPressなので、臆せずいろいろいじり倒してみましょう。
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