2020年大河ドラマは「敵は本能寺にあり」でお馴染み、織田信長を討った明智光秀にスポットを当てた「麒麟がくる」です!
同じく2014年大河ドラマの軍師官兵衛でも明智光秀が登場しますので、おさらいしておきましょう♪
第11回 命がけの宴
信長から毛利撃退に対するお褒めの書状をもらう官兵衛。これは嬉しいでしょうね。
これであとは、織田軍の兵が播磨入りすれば安心。
いよいよこれから、秀吉も播磨入りするところで、まさかのストップ。
木津川の合戦でまさかの織田水軍総崩れ。
上杉謙信の動きも活発化していることから、中国攻めに兵を出せなくなってしまいました。
信長もあちこち手広くやりすぎだったんでしょうか。
現代でも本業がうまくいくと勢いに乗っていろいろ手広く始めてしまった結果、赤字に陥る企業とか見かけますもんね。いつの時代もそういうところは変わらないのでしょうか。
そんなわけで、秀吉はまだ来ないという話を半兵衛が官兵衛に伝えると、官兵衛は話が違うっっと半兵衛に噛みつきます。しかし、半兵衛は、それをなんとかするのが官兵衛の仕事だ、と言い放ちます。
そりゃそうなんだけどね… でもピンチの時には組織として助けてほしいなー的な。
ツンデレ感が凄いです。
でも半兵衛は官兵衛にアドバイスしてくれます。どっちつかずの宇喜多を調略すればよいと。
さっそく官兵衛は宇喜多直家の調略に出向きますが、これがまた癖が強すぎる人物でうわっ…て感じです。仕事とはいえ、こういう人と仕事をするのはぶっちゃけ嫌です。
この人、平気で毒を盛ったりするらしく、まさに命がけの訪問です。商談しに行って会議室で出されたお茶に毒が盛られているかも知れない、、という状況ですよ。
もう、商談の話なんかどうでもよくなってしまいますよね。とんでもない精神力です。
そんな毒なんて大袈裟な… と思っていたら、その場にいた一人がポックリです。
宇喜多直家、、 き、危険すぎる…
官兵衛は荒木村重に応援の要請に行くんですが、余力が無いと断られてしまいます。
終わりの見えない本願寺との戦いで苦戦、キリシタンの高山右近を招き、キリシタンの布教を推進して本願寺の門徒を減らそうと頑張っていました。
どうやら、村重は門徒を大量に殺していることに心を痛め始めているようです。
秀吉は上杉謙信との戦いに備えて越後入りします。
無駄に兵を失いたくないという理由で兵を出すことに消極的な秀吉に対して、柴田勝家は「武士なら武士らしく死を恐れずに堂々と刃を交えてみよ」とか言っており、意見が対立。
現代に置き換えると、柴田勝家は残業・休日出勤しまくってとにかくやれ、という高度成長のバブル上司、秀吉は働き方改革を視野に入れた上司という感じでしょうか。
働き方改革が叫ばれていますが、無茶な仕事でも残業や休日出勤して片付けろ、と若い頃から言われ続けた我々世代はなかなか時代の変化に戸惑いを隠せないです。
きっと柴田勝家もそんな気持ちだったのかもしれません。
結果的に秀吉はバックレてしまうのですが、当然結果はこうなるわけです。
信長激怒です。猿めーーーーっっ(怒)
おうちに戻ってきて、秀吉は切腹だろうと凹みまくってしまいます。
会社員ならクビですかね。秀吉は立場的にはグループ会社の社長でしょうから、自己破産ですかね。
でも命までは取られないから、選ばなければ再就職や再起はできますね。
そう考えるとやはり戦国時代って厳しいですね(>_< )
どうせ死ぬなら酒のんで大騒ぎしてから死ぬってことになって、大宴会です。
おいおい、会社から指示された仕事を放棄して家に帰って、酒のんで大騒ぎって、普通な余計に怒られるんじゃ…と心配したんですが、半兵衛がそれはいい、と。
え?? 何故?
どうやら、戦国時代では自国に戻って静かにしているとなにか良からぬ謀をしていると思われてしまうようです。だから、飲んで大騒ぎして謀反の準備なんかしてませーん、というアピールする方が良いようです。
結果的にこれが当たり、お咎めなしでした。しかも、信長から
「こんどばか騒ぎをする時は、わしを呼べ」
と言われてしまう。おお、信長カッコいいっっ
そして、秀吉に播磨行けとの命令が下った。いよいよ官兵衛と合流だっ
第12回 人質松寿丸
信長は茶器に夢中。「平蜘蛛」という名器を松永秀久が持って譲ってくれないんだー的な久々に穏やかな話をしているなーと思ったら、いきなりその松永秀久が謀反との一報。
信長は謀反が起きぬよう、人質を集めよ、との号令を出します。
直後に松寿丸が出てきたので、あっ嫌な予感…
というかもうタイトルで言っちゃってますもんね。
でも、人質に出すのは御着の殿のところの子供じゃないの?
黒田家では、松寿丸とおじじ様で官兵衛が子供の頃の話で盛り上がっていました。
このパターン、官兵衛的には何を話ししたのかかなり気になりますよね。
私も実家に子供連れていく時は、変な話しないでーって感じでした。
絵が綺麗だったので、ちょっと撮っておきます。
黒田家の三世代が縁側に並ぶのはしばらく見れないので…(涙)
これが松永久秀が持っていて、信長が欲しがっている平蜘蛛です。
信長の嫡男、織田信忠です。父親が織田信長というのは、相当なプレッシャーでしょう。
謀反を起こした松永の人質はまだ子供。中学生ぐらいです。
しかし、親父が謀反を起こしたので、なにもしていないのに処刑されてしまいます。
なんて恐ろしい時代なのでしょうか。
官兵衛は御着の殿の子供を人質に出そうと何度も試みるも病弱だから無理、と言われて結局、自分の子供の松寿丸を人質に出すことを決意します。
それを光に話したら、この形相で猛反発されてしまいました。
ちょうど松永の人質の話を聞いた直後だったので、間が悪いっっと思っちゃいました。
それにしても中谷美紀、熱演です。我が子を離すまいとする母親の凄みを感じました。これほんとに演技?
ってか、モロに話を聞かれちゃってますね。
子供の頃って両親がなにか話している時、耳を澄ましてましたもんね。
大人ってどんな話をしているのだろうって…
松永久秀は籠城して、最後は平蜘蛛に火薬を詰めて着火。爆死してしまいます。
信長には評価されてらしいですし、人質もいた、平蜘蛛を無理やり取られそうだったわけでもない…
なぜ謀反を起こしてしまったのでしょうか…
このドラマだけではわかりませんでした。
黒田の家の役に立ちたい!
さっきの話を聞いてしまい、松寿丸なりにいろいろ考えたんでしょうね。自ら人質になると志願します。
光はずっと反対していましたが、最後には松寿丸の意思を尊重して折れます。
かわいい子には旅をさせろ、とよく言いますが、いざ自分の子供に置き換えて考えた時にどうでしょうかね。私はおいおい、大丈夫なのか?と心配になってしまいました。
ましてや戦国時代、そして人質。無事に帰ってくる保証もないわけですし、他所で一人でちゃんとやれるのか、、と考えたら、本人の意思とは言え、なかなかはいそうですね、とはなれないと思いました。
御着の殿に代理で松寿丸を人質に出したことを告げると、この恩は一生忘れない的なことを言って官兵衛は感謝されました。こんな事があったのによくまぁ、この後あんな仕打ちが出来たなと思ってしまいます…
第13回 小寺はまだか
信長から播磨出兵の許可を得た秀吉がようやく姫路に到着。
さっそく官兵衛は秀吉に姫路城をあげちゃいます。
感激した秀吉は、官兵衛と義兄弟の契りを交わします。
家宝にする! と官兵衛は嬉しそうです。
そして御着ではまた左京進を含む家臣たちが殿になにか吹き込んでしまいます。
結果、秀吉に挨拶しに行かない、、とまたゴネ始めてしまいます。惑わされすぎっ
姫路城の秀吉には地侍たちが挨拶に訪れます。
ただ、別所は事前に官兵衛が手はずを整えていたにも関わらず、代理が挨拶にきただけ。官兵衛もびっくりですし、秀吉もイライラを隠せない模様。
人質の松寿丸は秀吉のところでかわいがってもらえることになりました。
おっちゃん、ホッとしています。
それにしても、顔つきがどんどん精悍になっていきますね。いい顔するようになってきました。
うちは娘が二人です。二人とももちろんかわいいのですが、息子がいたらこんな感じだったんでしょうか。なんかドラマを見進めていくうちに自分の息子のような気持ちになって最近は見てます。
荒木村重は、本願寺と7年間という長い間、戦い続ける中でなにやら虚しさのようなものを感じ始めてきたようです。
そして、信長に本願寺との和睦を提案しますが、あっけなく却下され、兵糧攻めをせい、と言われてしまいます。実は村重の軍の中に本願寺にこっそり兵糧を運び入れている輩がいるので、これはまずい展開です…
ところで、「木津川の戦で・・」というセリフ、思いっきり噛んじゃってますけど、監督さんのOK出ているということは、信長の前での緊張感を出すための演出?
それとも結果オーライだったんでしょうか。撮影秘話が聞きたい。
官兵衛は小寺政職を秀吉に挨拶させるためあの手この手を使うものの、なかなかそれに応じない。まったく頑固な殿です。そんな官兵衛に突然、半兵衛が秀吉との義兄弟の証を見せてほしいと言います。官兵衛が手渡して目を離した瞬間…
燃やすっっ
これには官兵衛激怒して刀まで抜いてしまいますが、半兵衛はまったく動じない。
そのようなくだらぬものがあるから周りが見えない
竹中半兵衛のセリフより
秀吉様のために手柄を立てて喜んでもらおうとしているだけ
もともと目指していたものは何だ
紙切れよりも大事なことがあるはず
大義の前につまらぬ面目など不要
大義の前ではつまらぬ面目は不要、、、か… 深いです。
私はそれが出来ているのかふと振り返ってしまいましたが、出来てなさそうです。
官兵衛は秀吉に変装させて小寺政職のところに連れていき、顔合わせが完了します。
ただ、これ秀吉のような度量の大きい人だからうまく行ったけど、そんな上司ばかりではないから、こんなにうまくは行かないよなー
この乱世を天下泰平の世に作り変える
竹中半兵衛のセリフより
これほど面白い仕事はない
そのために我々軍師は働く
大きな目標です。今の日本は天下泰平の世の中になっています。
今、安心して暮らせるのは、このような素晴らしい人達の努力の結晶なんですね。
第14回 引き裂かれる姉妹
今回は家族ネタです。最近、自分も家族が出来て、家族ネタにめっぽう弱くなったのと、四十になって涙腺が緩みだしたせいもあり、この回は涙なくしては見れませんでした。ハンカチやテッシュ用意してください。
さて、播磨平定に向けて秀吉の猛進が始まります。福原城は1日で落とし、残りは上月城。
ここには光の姉の力が嫁いでいるので、官兵衛的には説得して無血開城したいところですが、官兵衛の説得をもってしても姉の旦那の上月景貞はこれに応じませんでした。
官兵衛は先陣を切りたいと申し出ます。嫁の姉と子供だけは助けようという作戦でしょうか。家族同士で殺し合いするなんて、何度も書いてますが、戦国時代というのは本当に厳しい時代だったんですね。
上月景貞は、宇喜多直家と手を組んだ模様です。うーん、毒を盛る用な危険な男って噂になっているのに、なんでそっち行っちゃうかなーーって感じです。
しかし、宇喜多直家は出張って陣張っても、妾と遊んでいるという…
クソ野郎全開です。見ていて憎たらしくなるんですよ。裏を返せば、陣内孝則の怪演がとてもいいということです。
上月景貞と官兵衛が戦場で戦います。後ろから宇喜多勢が挟み撃ちを仕掛けてきたのですが、半兵衛が尼子に手を回していて、山中鹿介らが参戦し、お互い兵を引いて一旦終了です。またしても半兵衛のアシスト。有能な軍師が二人、秀吉無敵ですな。
やはり、大きな開発プロジェクトをやりきるには、リーダーやマネージャーを支える優秀な軍師、参謀が必要不可欠だと思う今日この頃です。
上月景貞と家族たちです。家族構成がうちと同じです。
先を知っているので、既に泣けてきました…
はい。家臣に裏切られてこうなってしまいました。
戦場で官兵衛と身内同士直接戦わなかったのがせめてもの救いか…
官兵衛はすぐに上月城へ入り、嫁の姉の自害を危機一髪で止めます。そして、
イ㌔っっ
秀吉は落とした上月城を今回活躍した尼子に任せ、まもなく始まる毛利との戦いに備えます。尼子家再建、鹿介も嬉し泣きです。
実は上月景貞の家臣をそそのかしたのは、宇喜多直家でした。
いやー、やっぱ食えぬ奴です。ちなみに裏切った家臣はその首を持って織田方に寝返ろうとしましたが、信長に主を裏切るような家臣はいらんと全員切り捨てられてしまいました。
そりゃそうですよね。主の寝首をかくような輩は危なくて要らないですよ。
宇喜多直家、家臣をちょっとそそのかしただけで一族壊滅させるんですから、やり方が汚いですが、かなりの策士です…
もやもやしますが、乱世を生き残るというのは甘くないんですね…
結果、上月で残ったのはこの三人だけでした。
姉は主と一族の供養をしたいと娘たちを妹に託して出家を決意します。
もうね、中谷美紀が松寿丸人質の件から姉妹の別れの流れでずっと泣きっぱなしです。
そして私も感情移入しまくりで泣きっぱなしです…
そして、最後のこのシーンが悲しすぎた…
出家した母のシーン、雪がちらついてきました。
そして、黒田家に引き取られた娘たちは降ってきた雪を見てはしゃいでます。
このシーンの対比にはやられた・・・涙が・・・
姉も姫路で暮らす、という選択肢は取れなかったんでしょうか…
娘たちのためにも…
第15回 播磨分断
播磨は平定したはずだったんですが、今回は毛利に調略されて分断してしまいます。
信長のお茶会に呼ばれるのが家臣の中でも一段上ってことみたいです。
それにしても、ギュウギュウですね、、暑そう…
松寿丸の具足初めの儀です。いや~ 立派になりました。
現代だと小学校の入学式とかでしょうか?
さあ、いよいよ櫛橋左京進、今まで溜まった鬱積を晴らしに来ます。
前回、力の娘二人を官兵衛が引き取ったのですが、櫛橋の子だから引き取ると乗り込んできましたが、官兵衛に断られてしまいます。
上月城を攻め落としたのは、官兵衛だと壮大に勘違い。
櫛橋家が崩壊したのは官兵衛が織田に入れ込んだせいだと。
暴走モード突入ですね。
荒木村重は本願寺攻めで死者が出るのに嫌気が差してきたのか、和睦しようと頑張りますが、断られてしまいます。
城に戻ってきたんですが、追い詰められてちょっとずつおかしくなって行きます…
またこの追い詰められている感を上手に演じています。
さすが実力派の田中哲司です。好きな俳優の一人です。
荒木村重は本願寺の和睦失敗を信長に報告します。これは緊張しますね。
結果は秀吉の下で毛利攻めに加わり、挽回せよ、とのこと。
現代だと、全体進捗報告会議と言ったところでしょうか。
後輩のチームに入って汚名挽回ということね。これはちょっと屈辱ですかね。
さて、いよいよ秀吉が姫路に戻り、毛利攻めの作戦会議が始まりました。
播磨の武士たちが集結です。こっちでも全体会議です。
これ、信長がバックについているとは言え、秀吉も緊張するでしょうね。
完全アウェーの中、曲者揃いをまとめ上げるのは難しいです。
ここまでの規模ではないですが、私もそういう会議に出る時は胃がキリキリします。
はい、やはりまとまらず。
別所のオヤジが意味不明なことを言い出して、会議の進行を妨害してグダグタです。
SIerの開発案件でも利害関係が一致しない開発会社が横並びで集まるとこういう感じになります。やだやだ。
そしてやはり中心はこの人でした。ことごとく官兵衛の邪魔をする左京進。
毛利に付くと宣言して退席。面倒くさい人です。
いつの世も結局、上に立つ人は人をまとめ上げないと駄目なんですね。
やはり裏では安国寺恵瓊が調略してました。( ̄ー ̄)ニヤリ
戦国時代って合戦のイメージが強いですが、やはり裏ではいろんな人が頭のいい人が動いていたんですね。
さて、次はいよいよ黒田官兵衛の大イベント。有岡城幽閉に突入します。
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