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【2025年夏】ゲーミングパソコンをどう選ぶ? 実体験からわかった「後悔しない構成と考え方」

IT

こんにちは!

パソコンの選び方って難しいですよね。特にゲーミングパソコンはパソコンの通常スペックの他にグラフィックボードの性能も大きく関わって来ますし、遊ぶゲームやそれ以外にどんな使い方をしたいかによっても構成が変わってきます。

今回は、私自身がこの夏にゲーミングPCを新調した際のパーツ構成検討の流れから購入の決断までをまとめてみました。

2025年はIntelの電圧制御問題やRTX5000シリーズのドライバ不安、VRAM容量への不安など、検討すべき要素が非常に多い年です。

同じようにゲーミングPCを選ぶにあたって悩んでいる方へ、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

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私のパソコン歴~購入を決断するまで

私のパソコン歴を紹介

こういう記事って書いた人がどんな人なのかが重要だと思いますので、ちょっと私のパソコン歴の紹介をします。

私はパソコン使用歴30年自作パソコンの経験もあり、一時期、自作パソコンを組み立ててオークションで売るということをやっていたこともあります。

学生の頃はNECのPC-9821を買ってプログラミングや、パソコンでしかできないゲームでよく遊んでいました。

社会人になってお金が自由に使えるようになってからは、自作パソコンにのめり込み、常にその時の最高スペックを目指すべく半年に一回ぐらいパーツ交換したり、新しいのを組み立てたりしていましたので、まぁまぁ知識はある方だとは思います。

私が重視した用途

「ゲーミングパソコン」と言っても人によって求めるものは違います。まずはこの「用途」をハッキリさせるのが最初のステップです。私は以下を想定しました。

  • GTA5、エースコンバット7といった3Dゲームを快適に楽しみたい
  • 来年リリースのGTA6も遊べるスペックにしたい
  • YoutubeでOBSによる動画配信もやっているのでそれも視野に入れる
  • 仕事ではHyper-Vを使って仮想環境も扱うのでそれも考慮する
  • あれもこれもと考えると予算オーバーするため、4Kやレイトレーシングにはこだわらない

さて、使い方の想定が決まったら、いよいよパーツの選定です。

が、いきなりここでいくつかの問題が発生してしまいました。

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最初に直面した問題:CPU「Intel 14世代問題」

CPUはやっぱりインテル入ってるだよね、、ん?

Intel 14世代問題とは

2023〜2024年に発売されたIntel第13世代/第14世代(Raptor Lake/Raptor Lake Refresh、Core i5/i7/i9シリーズ)デスクトップ向けCPUにおいて重大な欠陥があることが判明しています。

クラッシュ・不安定動作

グラフィック描画の重い3Dゲームや、動画エンコードなどの一部負荷の高い場面で、ソフトウェアやOSが突然クラッシュする事例が多数報告されました。

経年劣化(永久損傷)

問題のあるCPUは、時間の経過とともに不可逆的に劣化し、修復は不可能とIntel自身が断言しています。既に損傷が起きている場合、ソフトウェア対応では解決できません。

根本原因は、Vminシフト

CPU内部の クロックツリー回路 が、高電圧・高温状態で劣化し、最小電圧(Vmin)が徐々に上昇。結果としてクロックの周期がずれ、動作不安定になることが原因と特定されています。

簡単にいうと、、、

間違えてCPUに流す電圧が高すぎちゃった結果、CPU内部の回路が物理的に壊れだすという欠陥です。

最初、処理能力の高い=電圧の高いモデルから欠陥が見つかりました。

性能の高いCore i9やCore i7の型番K(オーバークロックできるやつ)を皮切りに、Kなしモデルでも欠陥が見つかり、更には廉価グレードのCore i5でも見つかってしまうという事態。ノートパソコン向けのCPUは低電圧なので今のところ欠陥は報告されていない(2025/08/08時点)

人体に例えるとわかりやすいかもしれません。脳の能力を人体の限界を超えて引き上げるために血流を増やしたくて、血圧を上げまくった結果、高血圧で血管がボロボロになって脳梗塞になってしまったり、寿命が早まってしまったイメージです。

メーカーの対応は?

BIOSアップデート、マイクロコード更新、保証延長などで対応していますが、いずれも対処療法。根本原因が解決したわけではないので、熱暴走しないようにするために性能を下げて使ったとしても、問題が発生する確率が下がっただけでゼロになったわけではありません。

なによりも恐ろしいのは、一度症状が出てしまったCPUは物理的に壊れていくため、修復は不可能という点。高い買い物するのにそんな地雷のあるものを買うのは心配です。

私が選んだ対処方法

今回、候補にしていたCore i7-14700F搭載モデルが、電圧設定の問題により長期間使用で劣化リスクがあるという報道を受け、断念。結果的に、CPUはAMDに目を向けることになりました。

Intelが好きだったんですが、さすがに今は時期が悪いです。次の世代のCPUは慎重になって性能をあまり伸ばしてこない可能性もありますし、AI向けのチップを搭載するなどビジネスライクな方向にかじを切っているような節もあります。

今回はゲームや動画編集などがメイン用途なので、Intelにはこだわらず、欠陥のない安全なAMDにしました

20年ぐらい前に自作パソコンをやっていた頃は、AMDの性能があまりよくなかった印象が強くて、避けてきていましたが、今はもう昔の話で、現在Intelの不祥事で形成逆転しそうな勢いのようです。

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次に直面した問題:GPU「GeForce RTX 5000シリーズ欠陥」

クラボ、お前もか!

NvidiaのGeForce RTXにも問題が・・・

GPUはNvidiaGeForce RTX-5070にしようと思っていたのですが、CPUの件でちょっと心配になってググってみたら、RTX-50シリーズもまた問題だらけではありませんか。

電源コネクタの過熱・溶損

RTX 5090 FE および RTX 5080 FE に使用される16ピン12V‑2×6コネクタに、RTX 40シリーズで問題になった旧式コネクタ同様に溶ける・過熱する事故が報告されました。

PCI‑SIGのリビジョン仕様として改善済ですが、互換性のため旧型ケーブルの使用も可能な設計となっており、事故発生のリスクは残されています。特に非公式ケーブル使用時や正しく挿入できていないケースで問題が発生している模様です。

未装着または欠陥によるROPユニット欠損

初期の一部 RTX 5090/5090D、RTX 5080、RTX 5070 Ti で、8基のレンダー出力ユニット(ROP)が欠損している製品が存在し、グラフィック性能に約4%程度の影響を与えていたとのこと。

ドライバの安定性問題

RTX 50シリーズ向けにリリースされた 572.xx や 576.xx 系ドライバに、ブルースクリーン、描画破損、ゲーム固有のクラッシュなどが多数報告。RTX 30/40シリーズユーザーにも影響しているとのことです。

あと欠陥ではないですが、今回選定しようとしていた「RTX 5070」、何故かVRAMが16GBじゃなくて12GBなのです。現在のゲームであれば12GBでも十分かもしれませんが、今後リリースされるゲームを考えると16GBはないと不安。

私が選んだ対処方法

GeForceのグラボで万が一、火事にでもなったら困るので、AMDのRadeonにすることにしました。

CPUもAMDになったので、GPUもAMDの方が相性問題も起きにくいかなと。

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今回はIntel&NVIDIA構成からAMD統一構成へ変更

パーツ構成

今回はBTOメーカーのドスパラでゲーミングPCのGALLERIA(ガレリア)シリーズから選定。基本モデルから少しカスタマイズしました。

  • CPU:AMD Ryzen™ 7 7700(基本クロック:3.8 GHz、最大ブースト時:5.3 GHz)
  • GPU:Radeon RX 7800 XT 16GB
  • メモリ:DDR5-4800 32GB(16×2)
  • ストレージ:SSD 2TB M.2 NVMe Gen4
  • 電源:750W
  • ケース:ドスパラ GALLERIAケース 冷却 14cm高性能ファン×3
  • マザーボード:B650チップセット ATX
  • OS:Windows11 Pro

選定理由

  • CPURyzen 7 7700 (8コア16スレッド)で、ゲームも配信も仮想化も対応。Intel 13/14世代の欠陥問題を回避。
  • GPUはRadeon RX 7800 XTで、FHD〜WQHDでの高画質ゲーミングに最適(モニタが4K対応していないので4Kは捨てる)。NVIDIA製GeForce RTX-5070にあったVRAM不足や発熱・コネクタ融解の不安がない
  • メモリは、DDR5-4800 32GB(16GBの2枚刺し)
  • ストレージはSSDで容量は2TB。標準では1TBだけど、最近のゲームは大容量化しているので2TBに変更しました。大は小を兼ねる。
  • ガレアのケースとエンブレムがカッコいい!(これ意外と重要!)

標準構成からカスタムしたところ

メモリー

ゲームするだけなら16GBでも良さそうですが、仮想マシンを同時にいくつか動かしたいので32GBに拡張。

今までのパソコンを何台も使ってきた経験上、メモリはその時積めるだけ積むのがベスト。

CPUグリス

CPUは高熱状態が続くとサーマルスロットリングが発動して、性能をフルに発揮できない状態なってしまいます。特に最近のゲームは高負荷なので、CPUが熱を持っても素早く放熱できるようにしないといけません。

グリスの性能が高いとシートシンクへの熱伝導率が高まるため、ナノダイヤモンド入りのCPUグリスに変更しました。+2,000円ぐらいなのでこれはやっておいたほうがよいでしょう。

ストレージ

2TBにしました。最近のゲームは1タイトルで100GB~200GBぐらい使ってしまうものもあります。仮に100GB計算だと1TBだと10タイトルぐらいしかインストールできないため、2TBにしました。

SSDはあとから増設しやすいパーツなので、一旦2TBにしておき、足りなくなったら買い足せばOKです。

OS

ゲーミングPCだと、Windows11 Homeが主流です。私はローカルアカウントを使いたい、仮想マシンのHyper-Vが使いたい、別のパソコンからリモートでアクセスできるようにしたい、という3点でWindows11のProに変更しましたが、ゲームだけをする目的ならHomeで十分です。

USBポート

USBポートは標準で12ポートあったのですが、更に4ポート増やしました。配信機材とかで意外と使うんです。ノートパソコンはUSBハブでなんとかしていましたが、電圧足りなくなって動作が不安定になるので、今回は大量につけました。USBポートなんてナンボあってもいいですからねw

ゲーミングPCだとファンやケーブルをLED付きにしてピカピカ光らすイメージありますが、あれはお好みで。映えを優先するならピカピカに。ただ夜中とか動かす場合は結構眩しいので、LEDオフにできるものを選ぶか、そもそもあまり派手に光らないものがよいと思います。

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これからゲーミングパソコンを買おうと思っている方へ

パソコンの買い時はいつ?

パソコンは”買おうと思った時が買い時”です。

これは鉄板です。パソコンは常に性能がアップしていきますので、もっと良いものを待とう、とすると永遠に買えません。

また、ゲーミングパソコンではパーツの価格が需要と供給のバランスの影響で突然値上がったり下がったりすることもありますので、買ったらもう値段のことは忘れてしまうのがベストです。

「本当に必要か?」と迷ったときの思考法

私自身、買う直前でとても悩みました。

迷いその1 ゲームするのに高価なゲーミングPCってホントに必要?

ゲーミングPCは高い買い物なので、本当にこれ必要?と購入をためらってしまうと思います。

実際、私も何度商品ページとカートのページを往復したかわからないぐらいです。

その迷いを振り切れたのは「ゲーミングPCはゲーム専用パソコンではない」ということ。

例えばプレステ5でも最近のゲームが遊べますが、そちらはゲーム専用機。それ以外には使えません。

一方で、ゲーミングPCは最新のゲーム「も」プレイできるスペックを備えた万能パソコンである、ということ。

つまり、高性能パソコンによって、ゲーム以外の様々なパソコン作業が高速化されるため、より快適に、ストレスなくこなせるようになるというメリットがあります。

特にパソコンに高い負荷がかかる作業(動画編集、動画配信やローカルでのAIモデル実行等)に力を発揮してくれます。

同じゲームでもパソコン版では家庭用ゲーム機より性能がよいためグラフィックが向上していたり、ゲームによってMODと呼ばれる改造パッチを導入することでゲーム自体をカスタマイズできるという面白さもあります。

迷いその2 どのぐらいの性能のものを買えばよい?

ゲーミングPCはパーツの選択肢が多岐にわたるため、どれを選べかよいのか難しいところです。

わからないからと言って、何も考えずにショップのオススメ製品を選んでしまうのはオススメしません。人気がなくて在庫が多そうなパーツで組み上げた製品もいくつか見つけました。

細かい部分は次のアドバイスのところで書くとして、ざっくり話すと、その時の予算が買える一番いいものがよいですし、背伸びできるならちょっと無理してもよいと思います。安いものを買うとスペックが追いつかなくなってしまい、性能面での寿命を早く迎えてしまいます。

CPUとグラボはゲーミングPCのベースとなるパーツですので、ここはできるだけ良いものにしましょう。

メモリやSSDはあとから増設できますが、まぁ実際やるとすると面倒だったりするのでこれも可能な限り最初に多めに積むのが正解です。

迷いその3 まとまったお金が・・・

ショッピングローンがあります。キャンペーン期間中は分割手数料ゼロで分割可能だったりしますので、毎月3~5千円ぐらいの支払いでゲーミングPCを手に入れることができます。

お金を貯めて買うのが一般的ではありますが、高性能パソコンを先に手に入れて、効率よく副業して稼ぐという選択肢もあります。

これから買う人へのアドバイス

AIに聞いてみるとよいでしょう。しかし、パソコンパーツの基礎知識がないとそもそも何を質問していいかわからない、という状況になってしまうかも知れません。

もし近くにパソコンに詳しい方がいたら、その方に相談するのがよいと思います。

パソコンに詳しいと言っても、エクセルに詳しいとか、WordPressに詳しいとかではなく、パソコンの部品に詳しい人です。例えば、CPUとGPUの違いがわかるのは当たり前で、メモリやSSDを増設したことのある人がいれば安心。自作パソコンやってた猛者とかがいれば任せてしまってもいいぐらいです。

とはいえ、なかなかいないと思いますので、心配な方はBTO、パソコン専門店のスタッフに相談するのがよいでしょう。

家電量販店の店員さんはそこまでパソコンに詳しくない方が多いので、普通のパソコンを買うぐらいならよいですが、ゲーミングパソコンの相談はやめておきましょう。

今、ゲーミングPCを買う時に気にしておいた方がよい観点をいくつか挙げてみました。

  • 用途を明確にする(ゲームのみ?動画編集?4K?配信?事務作業?ブログ?)
  • IntelだけでなくAMDも選択肢に入れる
  • パーツの信頼性(ドライバ・発熱)も重視すべき
  • 「買ったらどう使うか」までイメージする

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まとめ

悩み抜いたからこそ納得できた

今回、パーツ選定や将来性、安全性などを徹底的に検討したことで、迷いのない満足度の高いゲーミングPCにたどり着くことができました。

ゲーミングPC選びは「スペックの数字」だけでなく、「あなた自身のライフスタイルとの相性」が大事だと思います。

そのパソコンをどう使うか。ゲームだけなのか、ゲームでもどんなゲーム(FPS、3Dアクション、etc…)をするのか、ゲーム以外にはどんな使い方をするのか(ブログ書く、動画編集、配信、etc…)

あなたの2025年のPC選びが、満足のいく一台になりますように!

それでは、また!!

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