Windows7サポート終了
いきなりMicrosoft様からの御触れを引用しましたが、2020年1月14日にWindows7のサポート終わりにするから、みんなWindows10に乗り換えてね、ということです。
Windows 7 のサポート終了の具体的な日付は、2020 年 1 月 14 日です。サポート終了の後、お客様の PC を保護するための技術的なサポートや Windows Update からのソフトウェア更新は、当該製品に対してご利用いただけなくなります。Microsoft では、2020 年 1 月までに Windows 10 に移行することを強くお勧めします。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4057281/windows-7-support-will-end-on-january-14-2020
ウインドウズ7ご愛用の皆様、いよいよこの日が近づいてきました。
まだ3ヶ月ちょっとありますが、時間なんてすぐに経過してしまいます。
Windows7をお使いの皆さんは、乗り換え準備していますか?
なかなかうちの財務省の認可が降りず、Let’s note S9 (2009年製)をWindows7をパソコンを9年使い続けましたが、とうとうOSのサポートが切れるので、Windows10のパソコンを買う必要があるんだ!と説得したところ、ようやく認可がおりました。そんなわけで、晴れてWindows10に乗り換えたので対応完了です。
Windows7サポートが切れるとどうなるのか
このサイトで詳しく解説していますので、見てみてください。
なんかセキュリティ的にまずそうなことは分かったけど、実際どんな感じのヤバさなの?
まだWindows7パソコン壊れてないし勿体無いから壊れるまで使うよ。
…と思う方もいると思います。
実際、サポートが切れたところですぐにパソコンが起動しなくなるわけでもありませんから、使い続ける人も一定いると思います。ただ、やはり危険です。どれぐらい危険なのかは、パソコンを家に例えるとイメージしやすいかもしれません。
Windows7に限りませんが、OSを家だとすると、玄関のドアや窓がよく壊れます。よく聞くセキュリティホールが見つかったというやつです。
サポート期間中は、WindowsUpdateにより、メーカーがドアや窓を修繕してくれるイメージです。これなら安心して住めますよね。
さて、サポートが切れたらどうなるでしょうか。
サポートが終了しているので、メーカーは直してくれません。
つまり、壊れたドアや窓がそのまま放置される状態の家に住み続ける感じです。
壊れたドアや窓から泥棒が入ってきますし、ヒビの入った壁の隙間からは虫が入ってきます。そのうち知らない人が家の中に侵入して屋根裏でこっそり生活しだすかもしれません。
さぁ、どうですか? サポートが切れたOS (Windows7)を使い続ける勇気がありますか?
私にはありませんので、引っ越ししました。
Windows7サポート終了に対して、どう立ち向かうか
さて、まだ乗り換えていない人の中には様々な理由があると思います。中にはWindows10に乗り換えたくない人もいるでしょう。私の場合は、Windows7の完成度が高すぎたため、できればずっと使いたかったのですが、渋々仕方なくWindows10にしたクチです。
ちなみにWindowsXPの時も同じく渋々Windows7に引っ越しました(Windows8はスルー)
きっとみんないろんな事情があると思いますんで、事情別対処方法についてまとめました。
金銭的余裕があり、Windows7にこだわっていない方
普通にWindows10のパソコンを購入してください。Windows7も限界ギリギリまで使えます。
ただ、2019年10月に消費税が8%から10%に上がってしまいますので、そろそろ買っておいたほうがよいと思います。駆け込みで需要と供給バランスが崩れると、値引きが進まない可能性がでてきます。
金銭的余裕があり、Windows7にこだわっている方
有償でサポート延長プランが発表されています。それについて紹介している記事がありましたので貼っておきます。
Microsoftが一部のパートナーやフィールド営業担当と共有したと言われる情報によると、Windows 7 ESUは、「Windows 10 Enterprise」とMicrosoft 365」の顧客向けには「アドオン」として提供されるようだ。1年目(2020年1月から2021年まで)はアドオンは1台あたり25ドル、2年目(2021年1月から2022年まで)は1台あたり50ドルに値上がりする。そして3年目(2022年1月から2023年1月まで)は1台あたり100ドルとなる。Proを利用していても、ボリュームライセンスにおいてWindows Enterpriseの「アクティブ顧客」とみなされていれば、この価格が適用される。
https://japan.zdnet.com/article/35132328/
Windows 10 Enterpriseではなく、Windows 10 Proを使いたい顧客は、ESUの価格は高くなる。1台あたりの価格は、1年目は50ドル、2年目は100ドル、3年目は200ドルとなる。
これを読む限りだと、まず法人向けのサービスですね。パッケージでWindows7を購入している個人は対象外のようですので、素直にWindows7の継続利用は諦めた方がよいと思います。
いやいや、金には糸目をつけん!
という方は、Windows7 Enterpriseボリュームライセンス契約を締結すれば、1台当たり1年目は50ドル、2年目は100ドル、3年目は200ドルでできそうです。ただ、最低3ライセンスのまとめ買いになります。結果としては、お金を使えば、2023年1月までは延長できそうです。
ただ、これは延命でしかありません。いずれWindows7は使えなくなります。沈む船に残るより、新しい船に乗り換えたほうが良いと思います。
金銭的余裕がないけど、Windows7にこだわっている方
インターネットに接続しなければ問題なく使えますので、ネットから切断して使い続けるのはありです。例えばWindows7でしか動かないソフトがあるからどうしても使いたい、という方はこれでよいかと思います。
インターネットに繋げないのは困る、意味がない、、という方は、Windows7っぽいLinuxを使うのがよろしいかと思います。これです。
ちょっとこのZorin-OSをインストールして使ってみました。
どうですか? タスクバーとかWindows7っぽくないですか?
おっ、もしかしたら、Ubuntuよりこっちの方がいいかも知れない。
Ubuntuと比べると、全体的に落ち着いたデザインでWindows7っぽいところも乗り換えにはいいと思います。
Ubuntuをベースにしているため、使い方もほとんど同じのようです。
Googleメインの人でしたら、もはやChromeが動けばOSはなんでもいいですもんね。
それでもやはり仕事でエクセルとか使えないと困る、、という方、一応、MS-Officeの代わりにLibreOfficeというソフトが既に入っています。
エクセルファイル開いて、編集して再度エクセルで開いても壊れなかったので、これなら、OSもOfficeもタダですよ!
古いノートパソコンが眠っている方、試してみてはいかがでしょうか?
メモリは2GBでギリギリ、4GBあればサクサク動きました。
2019.10.1 追記
Zorin OS入れてみました。Windows7っぽいUIです。
試してみるって方はこちらもどうぞ
金銭的余裕がなく、Windows7にもこだわっていない方
Windowsを使い続ける必要のある方は、なんとか頑張ってWindows10搭載のパソコンを購入する他ありません。まだ少し猶予があるので、工面してください。
一方で、Windowsを使い続ける必要の無い方は、フリーのOSに乗り換えてしまうという選択肢もあります。
私のオススメは、Linuxです。
Linuxと言っても、いろいろな種類があり、一般的に「ディストリビューション」と呼ばるものがゴロゴロとたくさんあります。
どれがいいのか最初は分からないと思います。いくつか使ってみた私としては、Ubuntuをオススメしています。良い点を挙げました。これに尽きます。
- かなり有名! つまりネットに情報がたくさん転がっているのでわからないことはググればいいし、本もたくさんあります
- すぐにWindowsのような画面が使えるので、とりあえずインターネットとか使いたいだけなら十分
ただ、便利な分、それなりのマシンスペックが必要なので、昔の古いパソコンでは動かないことが多いですが、今回はWindows7のパソコンからの乗り換え先の話しなので気にしなくて大丈夫です。
他にはどんなディストリビューションがあるのか知りたい方は、こちらを見てください。丁寧に解説されている方がいました。
最後に
さて、Windows7からの乗り換えのプランは立ちましたか?
今使っているOSの完成度が高すぎると、なかなか乗り換える気にならないので粘りたくなりますが、案外乗り換えるとここはWindows10の方がいいぞ、というところも見えてきます。
どうせ乗り換えるなら早いほうがいいです。ではでは~
Windows7じゃないと動かないソフトがあるんだーっっ(>_<)
Windows7が好きだから手元に残したい(>_<)
という方は思い切ってWindows10に移行してから仮想マシン上でWindows7を動かす方法もありますよ!
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