なんか1枚のチラシが郵便受けに入っていた。
パソコンをお譲りしますって書いてある。
なんだ、中古PCをタダでくれるっていうならもらってやってもいいぞ、と思ってチラシに目を通して見たらツッコミどころが満載だった。
スペック見たところ、お譲りしますっていうからタダでくれるのかと思ったが、違った。
結論から言うと、こんなのこの値段で売るんだ、、ありえんって感じ。
売っていたパソコン
メーカー、機種、値段
メーカーは大手日本メーカーのノートパソコンで、機種は不明。
お値段は2種類あって、次の通り
- 低スペック:CPUはCeleronで、26,000円
- 中スペック:CPUはIntel Core i3で、38,000円
- 高スペックPCの記載はなかったけど、譲渡会場には用意しているとのこと
まず、百歩譲って、新品ならこの値段もありかもしれないですが、中古パソコンとしては正直なところ高すぎな印象です。
スペック面
次にチラシに書いてあるスペック情報を見てみた。情報量は少なく、仕様に関する詳細な情報はなし。書いてあったのは次の3点。
CPU
CPUはパソコンの頭脳で、いろいろなものがあるが、販売していたパソコンのCPUは、Intel社のCeleron、またはCore i3。
CPUのグレードで言えばどちらも低スペックに分類されるもので、簡単な事務処理やネットサーフィンぐらいが主な用途のパソコンに使われるCPU。
ちなみにチラシにはCPUの世代が書いていない。
同じCPUでも世代によってスペックが違うので、新品で販売しているパソコンのCore i3と中古パソコンのCore i3、名前は同じでも処理性能はまったく違う点に注意が必要。
メモリ
どちらも8GB搭載。
もうすぐサポートの切れるWindows10なら動くけど、次のバージョンのWindows11では足りない。動かないことはないけど、かなり動作がもっさりしてストレスだろう。
動かないことはないけど、快適に使うなら16GBは欲しいところ。
ストレージ
さすがにハードディスクではなくSSDでホッとしたが、容量は128GBと少なめ。
速度的には問題ないとは思うけど、SSDって消耗品なので、中古パソコンだと劣化している個体もあるかもしれない。
最悪、SSDだけ新品に換装する必要があるかもしれない。しかし、このレベルの中古パソコンのSSDを換装するぐらいなら新品パソコン買ったほうがよい。
それ以外に確認したいスペック
- USBポート数はいくつあるか、またUSBは3.xに対応しているか
- 解像度はいくつか
- キーボードのキー配列(海外製だと変な配置が多い)
オススメできないポイント
スペック的には、この値段では高すぎ、という印象で正直オススメできない。
詳細スペックが不明瞭
先にも書いた通り、CPUは世代によって性能がかなり違うので、注意が必要。
もし型番が分かればメーカーサイトなどで詳細スペックを確認してからの方が安全。
そして、スペック面以外でもオススメできないポイントがある。
企業リースのレンタル落ち
個人パソコンの中古パソコンより、企業リース落ちパソコンは当たり外れが大きい。
個人パソコンは大事に使う人が多いけど、会社から支給されたパソコンだと乱暴に扱う人が割と多い。仕事中にお客さんからクレームが入ったり、上司から怒られたりしたあと、キーボードを強めに叩いている人とか見かけたことない? そういうこと。
また、企業で使われていたパソコンだと、基本的には酷使された個体が多いか、窓際社員が使っていたパソコンで逆に使われていなくて状態が良いか。
そんなわけで、企業リース落ちパソコンは、当たり外れが大きいので、博打みたいなもの。
ちなみに私は今までに中古パソコンや企業リース落ちパソコンを購入したことがあるけど、企業リース落ちのパソコンはすぐに壊れてしまった。
ちょっとお金貯めて新品買えばよかったと後悔。
まとめ
個人的な感想。
- 中古パソコンはできれば買わず、新品パソコンを買った方が結果的に長持ちする
- 中古パソコンだと既にヘタってる部品があるかもしれないので、いきなり修理になるリスクあり
で、どうしても中古ノートパソコンを買うなら、電源を入れてもらって、この辺りをチェックしよう。
- 液晶の明るさを最大にしても画面が暗くないか
- 液晶画面に目立つ傷はないか(致命的なドット抜けや常時点灯がないか)
- キーボードのキーはすべて反応するか(リース落ちだとたまに効かないキーがあったりする)
- CPU、メモリ、SSDはカタログと同じか(設定→システム→バージョン情報で確認)
- クリーンインストールは可能か(これは販売者に確認)
心配な方は、パソコンに詳しい人と一緒にいくのが安全です。
ゴミを高額で買ってしまうというリスクは回避できると思します。
それではまた。
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