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“お譲りします”にご用心!中古パソコンを買う前に知っておきたいこと

IT

ある日、ポストに一枚のチラシが入っていました。

パソコンをお譲りします」と書いてある。

「え、パソコンくれるの? だったらもらってもいいかな」と思ってチラシを見てみたら……ツッコミどころ満載でした。

スペックを見る限り、てっきりタダで配ってるのかと思ったら、ちゃんとお金取るやつでした。

結論から言うと…

その内容でこの値段!? ちょっと信じられない、というのが正直な感想です。

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売られていたパソコンの内容

メーカー、機種、値段

メーカーは大手日本メーカーのノートパソコンで、機種は不明。

メーカーは日本の大手で、ノートパソコンとのこと。ただし、機種名や型番は不明。

値段は次の2種類:

  • 低スペック:Celeron搭載 → 26,000円
  • 中スペック:Core i3搭載 → 38,000円

「高スペックのPCもあります」と書かれていましたが、具体的な内容はチラシには書かれていませんでした。

スペック面をチェックしてみた

次にチラシに書いてあるスペック情報を見てみた。情報量は少なく、仕様に関する詳細な情報はなし。書いてあったのは次の3点。

CPU(頭脳)

CeleronもCore i3も、どちらも「入門レベル」のCPU。
ネット検索や文書作成程度なら使えますが、サクサク動くとは言いがたいです。

しかも、チラシには何世代のCPUなのか書いていない

これ、かなり重要です。

同じ「Core i3」でも、5年前のものと今のものでは性能が全然違います。中古だと古い世代の可能性が高く、動作の遅さにびっくりするかもしれません。

メモリ(作業机の広さ)

8GBと書かれていました。

Windows10ならギリギリ使えるレベルですが、今後の主流になるWindows11では正直キツいです。

動かないわけではないですが、もっさりした動きでストレスが溜まるかも。

快適に使うなら最低でも16GBは欲しいところ。

ストレージ(データを入れる場所)

SSD(※読み書きが速い部品)が使われているのは一安心。

でも、容量はたったの128GB。写真や動画を保存したらすぐいっぱいになります。

さらに言うと、SSDは「消耗品」です。
中古パソコンの場合、すでにかなり劣化していることもあるので、購入後すぐに交換が必要になる可能性もあります。

だったら、もう少しお金出して新品パソコンを買ったほうが結果的に安上がりかもしれません

SSDって消耗品なの? という方はこちらの記事も参考までにどうぞ

スペック以外にも気をつけたい点

  • USBポート数はいくつあるか、またUSBは3.xに対応しているか
  • 解像度はいくつか
  • キーボードのキー配列(海外製だと変な配置が多い)

スペック以外にも気をつけたい点

スペック的には、この値段では高すぎ、という印象で正直オススメできない。

詳細な情報がない

CPUの型番・世代、解像度、USBポート数、キーボード配列など、知っておきたい情報が載っていません

特にCPUの世代が分からないと、性能の判断ができません。もし購入を考えているなら、型番を聞いてネットで調べることを強くおすすめします。

企業リース落ち品の可能性

この手のパソコンは、企業が使っていた「リース落ち品」であることが多いです。

会社で使われたパソコンは、以下のようなリスクがあります:

  • ラフに扱われている(キーボードを強打されてるかも)
  • 長時間、毎日使われていた(かなり酷使されてる)
  • 外装はキレイでも中身はボロボロというケースも

実際、私も企業リース落ちの中古PCを買ったことがありますが、半年壊れました……。

そのとき思ったのは「ちょっと我慢して新品買えばよかった」という後悔だけです。

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どうしても買うならチェックすべきポイント

中古パソコンをどうしても買うなら、次の点は最低限チェックしておきましょう。

  • 画面の明るさを最大にして暗くないか
  • 液晶に目立つキズやドット抜けがないか
  • 全てのキーが正常に反応するか
  • カタログ通りのスペックか(Windowsの設定→システム→バージョン情報で確認)
  • OSがクリーンインストールされているか(販売者に確認)

そして可能なら、パソコンに詳しい人と一緒に行くのが一番安心です。

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まとめ:高い確率で“ハズレ”を引く可能性大

パソコンに詳しくない方ほど、こういったチラシには注意が必要です。

一見お得そうに見えても、実は性能が低かったり、中身が劣化していたりすることが多いです。

数万円出して「ゴミ」を買ってしまう前に、新品でシンプルなモデルを買うほうが結果的にお得になることがほとんど。

「安物買いの銭失い」にならないよう、気をつけてくださいね。

それではまた!

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