2024/3/23までの限定
Evernoteのフリープランはどんどん制限が厳しくなるという改悪が続いており、2023年12月4 日からは、最大で1つノートブックと50個のノートという大変厳しい制限が設定されてしまっております。
Evernoteを初期から使っていたユーザーにとってはその厳しさを実感していると思います。
Evernoteはちょっとしたメモ代わりに使っているというぐらいなら、フリープランで使い続けていた人も多いのではないかと思います。
私もその一人です。
ライトに使うとしても、ノートブック1つ、ノート数最大50個というのは厳しいです。
過去に作成したノートブックやノートがその数に達している場合は、新しいノートブックやノートはもう作れないことになり、メモアプリとして使い続けるには課金マストとなります。
フリープランだけど新しいノート作りたい
最新版のアプリケーションとWeb版Evernoteでは制限がかかってしまって無理ですが、実はまだ旧型のアプリケーションEvernote Legacy(エバーノートレガシー)を使うと新しいノートブックやノートが制限を超えて作成することができるのです。
Evernote Legacyとは
Evernote Legacyとは、3年ぐらい前にWindows版Evernoteアプリケーションのフレームワークを変更して大型リニューアルした際、それまでのEvernoteアプリケーションをレガシー版として分離したもので、最新版Evernoteアプリとは別物になります。
しかし接続先のEvernoteデータベースは同じであるため、最新アプリケーションと旧型のEvernoteレガシーのどちらからも同じ自分のEvernoteのデータにアクセスできます。
最新アプリより動作が軽くてとても快適なEvernoteレガシー、フリープランでノートブックとノートの最大数制限が設定されているのにも関わらず、なんとその制限を回避してノートブックとノートが作成することができてしまいます。
そんなわけで、Evernoteレガシーがあるならフリープランで困らないや、と思っていたのですが、次のようなメールが届いてしまいました。
どうやら、その抜け穴を塞ぐようで、いよいよ完全に廃止されてしまうことになりました。
2024年3月23日まではEvernoteに接続できますが、それ以降は接続できなくなるようです。
旧アプリが使えるうちにノートブックとノートを作る
Evernoteにアクセスする方法としては、次の3種類がありますが、フリープランでノートブックとノートの作成上限を超えて作れるのは、今のところ旧型アプリのみです。
- Evernote Web版:上限あり
- Evernoteアプリケーション最新版:上限あり
- Evernote旧型アプリ(Evernote レガシー):フリープランの上限制限回避
Web版と最新アプリでノートブック新規作成とノート新規作成を試してみましたが、無理でした。
ただ旧型アプリも2024年3月23日までしか使えませんのでご注意ください。
Evernoteレガシーが使えるうちに
ノートブックとノートをしこたま作っておこう。
過去に作成ノートブックとノートの更新はできることから、今のうちに作っておいたノートブックとノートに対して更新することは今後もできると思われます(私の予想)。
とりあえず、いくつかストック作りました。
これで、旧型アプリ(Evernoteレガシー)が終了して使えなくなったとしても、最新アプリやWeb版Evernoteからこの作成済みのノートブックやノートに対しての更新はできると思われるので、これで一旦延命しておくことにしました。
とりあえず期限ギリギリまで時間見つけて大量に作成してストックしておこうと思います。
旧アプリ(EvernoteLegacy)の入手方法
以前はEvernoteの公式サイトに入手先リンクが貼ってあったのですが、2024年3月3日現在、消えています。
しかし、Evernoteのフォーラムの会話の中でキャッシュのリンク先が残っており、そこから入手できます。こちらです。
Windows版のMac版それぞれ残っていますので、ここからダウンロードできます。
ダウンロードできるのは分かった。
しかし、怪しげなEXEファイルの直リンクからダウンロードするなんて怖い・・・
安心してください、もちろん私の方で試しておきました。
ダウンロードしたファイルを実行すると、インストールが開始されます。
特に何をするわけでもなく、待っていれば自動でインストールが完了します。
Evernoteのログイン情報を入力すれば接続できます。
EvernoteLegacyならまだまだノートブックとノートが作成できます。
今がチャンスです。
まとめ
今回はEvernoteフリープランでもまだノートブックとノートを新しく作れる、という件について紹介しました。
本当はEvernoteを使い続けたかったのですが、最新アプリの動作のモサモサ感がどうにも好きになれず、Evernoteから他に引っ越しするのは確実です。
ただ、急すぎて時間がありませんでしたので、とりあえずノートブックとノート数の上限制御回避して当面使う分作りましたが、引っ越しは考えていきたいと思います。
その後・・・ (2024.3.27 追記)
旧アプリ(Evernote Legacy)の利用期限が最終的には3/26まで延長されていました。
3/26までは通常通り使えましたが、3/27になると予告どおり旧アプリでは使えなくなりました。
同期ができない
やはりAPI通信が閉じられたようで、ノートの同期ができなくなりました。
ローカルにキャッシュしたノートは?
クラウド側との通信ができなくなることは想定範囲内でした。
ただ、ここからが想定外。
今まで書いてローカルにキャッシュされたものはクラウド側との通信しなくても表示できるハズなので、過去のノートを参照するなら旧アプリそのまま使い続けようかなと思っていました。
ところが、ノートを表示しようとすると、ダウンロードエラーが発生して、ローカルに残っているハズのノートが表示できませんでした。クラウド上からデータが取得できない場合は表示できないようになっているようです。
この仕様は意地悪ですよね。なんのためのキャッシュなんだと。
データを人質に取られて課金誘導
フリープランユーザーの締め出しが徹底的です。
古いアプリは諦めて、新しいEvernoteアプリでログインしたところ、見慣れたデバイス上限画面が表示されました。
旧アプリのデバイス接続設定を消すためにデバイスの同期解除をしようとしたところ、同期解除回数の上限に達したとのことで、ログインすらさせてもらえませんでした。
Web版でもログインできず、結果どのアプリからもログインできない状態。アップグレードオプションに戻って有料プランに変更しないと自分のノートの内容すらもう見れないわけです。
これはひどいですよね。
データを人質に取られてしまいました。幸い、そんなこともあろうかと全データエクスポート済みなのでもうアカウント自体削除しようと思います。さようなら、Evernote
もうノートサービスを使うのはやめよう。こんな引っ越しドタバタ騒ぎはもうこりごりだぁ~
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