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【EWI Solo】楽器練習3ヶ月目の壁を越えて

EWI
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最初3ヶ月間の練習内容

はじめに

2024年5月、ずっと気になっていたウインドシンセサイザーAkaiEWI Soloを購入して約3ヶ月経ちました買った直後に記事を書きましたが、3日坊主と3ヶ月の壁を無事に超えられたので、この3ヶ月間の記録として残そうと思います。

今まで楽器をやった経験はないけど、大人になって今から楽器始めようと思っているけど続けられるのか不安だという方や、楽器始めたけどなかなか続かない~という人の参考になるかも知れません。

音楽ガチ勢でなく、楽器素人の大人がゆる~く楽器に挑戦していった記録としてお楽しみください。

練習のルーティン

社会人には趣味に使える時間がそんなに取れない。もちろん会社員なら有給を使うなどして自由時間を作ることはできます。

ただ楽器の練習という観点で見ると、まとまった時間も大事ですが、実は毎日少しずつでも練習する時間がとても大事です。

一日練習しないと下手になるので、基本的には毎日少しでも練習するようにしています

私の場合は、朝ごはん食べてから仕事開始までの1時間弱、それから夕飯食べ終わってから寝るまでの1時間の計2時間ぐらいです。

EWIは電源を入れればすぐに吹ける状態になりますし、毎日の楽器のお手入れは必要ないのですべての時間を練習に使えます。

生楽器のように組み立てたり、オイル塗ったり、リードの調整したり、チューニングしたりという作業はありませんので、スキマ時間でもササッと練習できる点が気に入っています

練習開始 1ヶ月目

悲願達成、宝島を自ら演奏

EWIを買って最初の1ヶ月は前回の記事に書いたとおり、T-SQUEREの宝島を吹きたくて買ったので、宝島ばかり練習していました。

宝島はT-SQUAREの原曲バージョンと吹奏楽でよく演奏される吹奏楽バージョンがあります。どちらも好きなのですが、吹奏楽部の娘が演奏している動画に合わせて自分も吹きたかったので吹奏楽バージョンで練習を開始。

途中、私の吹き方が良くなくEWIの調子が悪くなってしまい、点検に出したため練習が2週間ほど中断しました。

宝島はサビの後に2回目のBメロにサックスのソロがあるのですが、そこを除いて吹けるようになりました。吹奏楽版「宝島」のサックスソロはかなり難しく、テンポを落とせばミスタッチは残りますがなんとなく吹けるようになりました。

ちなみに3ヶ月経った今でもまだテンポをかなり落とさないと吹けません(T_T)

吹奏楽部の子どもたちが吹いてるので、練習すれば吹けるのかと思っていたけど、強敵でした。

宝島の原曲と吹奏楽版はキーが違いますので、通常だと運指も違います。しかし、EWIにはトランスポーズというベースのキーを変更する機能があるので、運指を1パターン覚えればキー違いの曲はトランポーズ機能を使ってそのまま演奏できてしまうので便利です。

EWIマスターブックはどうした

EWIマスターブックを購入しましたが、宝島の楽譜をメインで見たのと、吹き方が悪いと言われてその部分のページをよく見ましたが、それ以外のところはほぼ見てません。

宝島以外にも何曲か練習曲が音源付きで掲載されていたのですが、まずは宝島ということで他はスルーしてました。

え? まずは本読めって?

私、座学から入ると嫌になってしまうので、まずは触って覚えて、行き詰まったら本を読む派です。

ところで、EWIと言えばF1のテーマ曲で有名な「TRUTH」とかに憧れてEWI始める人が多いようですが、昔からなんかみんなと同じことをやるのが好きじゃないんですよね。この曲はやっている人多いのでちょいとパスしました。今じゃない!

あと、楽器初心者には楽譜はちょっと敷居が高いかもしれません。楽譜見て、うわ、、となった人はあまり楽譜にとらわれない方が続くと思います。簡単な曲なら運指さえ覚えれば耳コピでイケると思います。

また、基礎練習もいくつかありましたが、あまりやっていません。プロを目指すなら基礎練習は大事だとは思うのですが、大人がちょこっと趣味で楽しむぐらいなら基礎練習するよりも自分ま好きな楽曲を練習した方が楽しく続けられると思います。

1ヶ月目のまとめ
  • 吹奏楽版の宝島にほとんどの時間を費やして、なんとか一曲吹けるようになった
  • EWIの調子が悪い時があり、初期不良を疑って点検に出すが、吹き方が悪かっただけだった
  • 運指は一通り覚えて、オクターブローラーもぎこちないが使えるようになった
  • ビブラートがかけられるようになった(マウスピース噛むだけ)
  • ベンドはまだ無理、使うと運指が追いつかなくなる

練習開始 2ヶ月目

練習ルーティンは1ヶ月目と同じ。

大好きな宝島も1ヶ月それだけ吹き続けていると、さすがに飽きてくるわけですね。なかなかサックスのソロの部分も上手に吹けるようになりませんし・・・

レパートリーを数曲は作りたい

EWIはウインドシンセサイザー!

宝島はアルトサックスの音色で練習していましたが、やはりゴリゴリのシンセ系の音でも演奏してみたい、というわけで、好きな曲の中からなんかシンセっぽい音が映えそうな曲を練習してみることにしました。

  • ZARD – Dangerous Tonight
  • May’n/中島愛 – ライオン

「Dangerous Tonight」はZARD「眠れない夜を抱いて」のカップリング曲です。疾走感のある曲調で間奏部分でエレキギターのチョーキング(半音上げる奏法)が挟まるのですが、そこを同じ音を出そうと練習していたら、なんと自然とベンドができるようになりました

「ライオン」はアニメ「マクロス・フロンティア」で流れる曲。こちらも疾走感があり、コード進行は菅野よう子節炸裂でこれまた演奏しててキモチイイ!

ただ、曲中に3回転調するのでちょっと難しかったのと、最後の転調後は左の小指でずっと半音上げするので練習しすぎた結果、バネ指が再発してしまったりしました。

1ヶ月目に息の吹き方がおかしくてEWIの調子が悪くしてしまうことがまだ続きましたが、その場ですぐ直す方法を発見したので、練習が長い時間続けられるようになりました。

楽しく練習するためのツール(moises)

EWI Soloは音源が200種類と豊富ではありますが、笛なので基本的には単音しか出せません。よってEWI単体で吹いていると寂しいので、吹きたい曲の音源に合わせて吹くと楽しさ倍増です。

例えば、好きなJ-POPの曲があれば、それを再生しながらそれに合わせてメロディーを吹くと楽しいです。ただ、ここで気が付くと思います。ボーカルが邪魔だな(歌手の方ごめんなさい)と

そこで好きな曲のカラオケがあればいいじゃん!となるわけですが、今はなかなか無いですよね。昔のCDのシングルを持っている方ならカラオケも一緒に収録されていることが多いのでそれが使えます。

カラオケ音源が欲しいーーーー

という方に、便利なWebサービス「moises」を紹介します。

このWebサービスではなにが出来るか簡単に説明します。

手持ちの音源(mp3ファイル)をアップロードすると、音源ごとにトラック分割してくれて、それぞれのパートの音量を調整したり、完全に消したりできます。

これでボーカルの音だけオフにするとカラオケの完成です。moisesサービス上でそのまま再生できますので、スマホのアプリを入れれば、外でも同じカラオケ音源で練習できます。

私の画面はこんな感じです。

1ヶ月に最大5曲、1曲の長さ5分までならフリープランで利用できます。
有料プランにすると制限がなくなり、更に音源別パートの分割が細かくできるようです。

練習のやりすぎに注意

カラオケ音源が自由に作れるようになってしまった私の練習時間は吹ける曲が増える度に指数関数的に増えていき、結果なにが起こったかというと、バネ指という指の動きがカクッカクッとする病気を発症してしまいました。

昔、指をなにかで使いすぎた時に一度なったんですが、初期症状だったので、しばらく安静にしていたら治りました。ただ、今回また発症してしまいました。

吹けるようになってくると爆発的に楽しくなるので、吹きすぎに注意しましょう(T_T)

2ヶ月目のまとめ
  • ベンドの練習はエレキギターのチョーキングが多い曲を聴いて練習していると自然とできるようになる
  • シンセ系の音色は生楽器系と違って反応が速いので、最初運指の練習するならシンセ系の音色の方がよいかも
  • 楽しいからと言って一気に練習しすぎると、バネ指や腱鞘炎になる可能性があるので要注意
  • カラオケ音源は自分で作れる(moises)

練習開始 3ヶ月目

レパートリーは10曲ぐらい

サックスソロ部分が難しい宝島を一旦お休みして、好きなゲームやJ-POPの曲に挑戦してみたところ、メロディーが簡単な曲なら吹けるようになってきました。

J-POPは持っているmp3ファイルをmoisesを使ってカラオケ化して練習。歌う用の曲なのでメロディーラインは複雑なものはなく、耳コピで音階を確認して吹くことができました。

私は絶対音感を持っていないので、曲に合わせてトランスポーズして、基本的にC(ドレミファソラシド)かF(ファソラシ♭ドレミ)の運指で吹いています。

曲によってキー設定が変わるのでGoogleスプレッドシートやエクセルこのようなレパートリー一覧表を作りました。ついでに音色を書く欄も追加しました。これで曲に合わせてすぐに設定ができます。

曲名キー設定音色
T-SQURE – TAKARAJIMAC200_Island
宝島 吹奏楽Ver.E♭36_HardAltSax
ZARD – Dangerous TonightB♭191_Controlful Shine
May’n/中島愛 – ライオンC191_Controlful Shine
サザン – 真夏の果実A01_AltoSax
FF – ザナルカンドにてG26_C Flute

キー設定は私の場合です。どの音階で吹くかによって変わってきますので、ズレてるなと思う場合はご自身で確認しましょう。

トランスポーズのキーはどうやって決めるの?

私の場合は、曲を流していつもの運指で吹いて音が合うところがみつかるまでトランスポーズのキーを変更して探り当てます。いろいろ試しているとどこかで音が合います。その時に設定しているキーが自分がその曲を吹く時のキーになります。

繰り返しが多い部分や同じ音が長く続いている部分で試すと確認しやすいです。moisesなら好きな部分をリピート再生できますので、使うと便利です。

録音・録画したくなる

さて、一回の練習で全曲一回ずつは吹くようにしていたわけてすが、レパートリーが増えてくると、限られた練習時間ですべてを吹くのは難しくなってきます。

そして練習しなかった曲は確実に下手になっていきます。せっかく上手に吹けるようになったのに下手になっていくのは辛い。しかし、新しい曲も練習したい。

その結果、録音したい! という衝動に駆られてしまいました。

録音環境構築編はこの記事のPVが良かったら書きたいと思います

オーディオインタフェースを使ってパソコンにEWIの音を取り込んで、パソコン上で再生したBGMとミックスして動画を作成する方法です。

3ヶ月目のまとめ
  • 順調にレパートリーが増えていった
  • 気になった曲をちょっと吹いてみる、ということが簡単にできるようになった
  • レパートリー全曲練習できなくなってきた(練習時間は増えないため)
  • 完成した曲を録音、録画したくなり機材一式揃えてしまった(結構設定大変だった)
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成果と課題

成果

まずEWIで好きな曲が吹けるようになったということが純粋に嬉しいです。

趣味と言えるものが一つ増えて楽しみが増えたというのは人生を豊かにできると思います。

楽器は「楽」しい「器」と書くだけあって、やってて楽しい。そしてちょっと吹けるようになってくると、「練習」というよりは「ストレス解消」になってきます

カラオケで好きな曲を思いっきり歌うとストレス解消できますよね?

あれと同じ感覚です。私の場合は歌が下手なので、EWIを吹いている方がストレス解消できます。

ストレス解消手段が増えた

苦労した点

楽器って難しいイメージありますよね。

鍵盤系は左右の手でそれぞれ別の音を出すので難しい、管楽器はそもそも音を出すことすら難しい。

EWIは運指がリコーダーと同じ、半音ならリコーダーより簡単ですぐに音が出て簡単な曲なら初日に吹けたりします。評判でも簡単、と言われていますが、苦労した点が一つだけありました。

それは、「息の吹き方」です。

これはリコーダーみたいに息を吹き込もうとすると苦しくなって、EWI独特の息の吹き方を覚えるまではちょっと苦しい思いをしましたが、これも2週間ぐらいで慣れました。

息の吹きこみ方は最初慣れるまで少し時間かかりました。

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まとめ

今後の目標

楽器を始めて最初の半年で楽器を諦めてしまう人の割合は、なんと一般的に50~70%と言われているようです。

最初の3ヶ月は、思ったように上達できなかったり、基礎練習に飽きて挫折してしまうことが多いそうです。EWIはその点では優秀で運指簡単、基礎練習ほぼ不要である程度吹けるようになります

さて、私は残りの3ヶ月を乗り切れるのでしょうか。一定できるようにはなるがその次ステップになかなか進めず中だるみしてしまうらしいです。

そうならないためには、やはり明確な目標が必要です。そんなわけで、目標を立ててみました。

短期目標

直近の目標は、引き続き好きなJ-POPやアニソンの曲を練習してレパートリーを増やしたい。いつでも吹ける曲が30曲は欲しいところです。

それからせっかく録音環境が整ったので、練習動画を成長記録としてX(旧:Twitter)やYoutubeに投稿していきたいと思っています。

あとは普通にメロディーラインを吹いてもそんな動画はゴロゴロしてると思うので、なんかちょっとだけでもアドリブを入れて演奏したい。

長期目標

やっぱりT-SQUREの楽曲やりたい。ただ今のレベルではまだちょっと難しいので、まずは簡単な曲でEWIの練習をしてからまた挑戦しようと思います。

ちなみに最初の1ヶ月目ぐらいにT-SQAREの宝島を吹いてみた時はアドリブ部分まったく手も足も出なかったんですが、この前試しにちょっとやってみたら、なんとなく吹けたんです。

なんかRPGでまったく刃が立たなくてボロ負けしたボスにレベルアップして挑んでなんとなく手応えを感じた感じに似ています。

アドリブ部分も今までいろいろ練習してきた曲の中にあったフレーズとかを混ぜ込めたからかなと思います。もう少し引き出しを増やしたらまた時々吹いてみようと思います。

EWI始めてみようかな・・・と思っている人向けメッセージ

楽器は子供の頃、若い頃にやっていた人だけが嗜める大人の嗜好・・・

楽器素人のまま大人になってしまった私は、ずっとそう思っていました。会社でも昔楽器やってたっていう話で盛り上がっていたりして、楽器が演奏できる人を羨ましく思っていました。

それは、違います!

40代後半の私が実際に楽器始めて確信しました。

EWIなら忙しい社会人でも簡単に始められます。鍵盤楽器は音はすぐに出ますが左右の手で別々の音を出すので難しいです。管楽器だと音を出すまでが大変、そこから運指を覚えるのも大変。

EWIはメロディを両手で演奏するので簡単、生の管楽器と違って音もすぐに出ますし、ドレミファソラシドだけ覚えればいろんなキーの曲が吹けてしまうので、辛い練習期間がとても短いです。

そう、楽器を始めてみたいという社会人にはとてもよい楽器なのです。

お値段も生楽器に比べて安いので、サラリーマンのお小遣いでも買えます。

あと、お手入れがとても簡単です。簡単というか、ほぼノーメンテです

1ヶ月に一回マウスピースを洗えばよいぐらいです。これは忙しい大人にはとても助かりますね。

EWIなら・・・
  • 運指はドレミファソラシドができれば全8オクターブすべて運指同じ
  • 曲ごとに違うキーもトランスポーズ機能を使えばすべてドレミファソラシドで演奏可能
  • 生楽器と違って毎日のメンテ不要、マウスピースをウェットティッシュで拭くぐらい
  • 演奏前のチューニング不要、電子楽器なので電源入れたらすぐ演奏
  • 電子楽器だけど息の強弱、ビブラートやベンドが使えて音の表現力は豊か
  • 音源は200種類あるので同じ曲も違う音で吹いて気分転換、もちろん運指はすべて同じ

楽器買ってからの3ヶ月間はとても楽しく、仕事のストレスも楽器で解消、そして新しい趣味が増えるワクワク感に満たされ、充実しております。

このEWIという楽器は、楽器初心者でこれからなにか自分も楽器やってみたいなーという方にオススメしたい。

なにかを始めるのに「遅い」ということはありません。

どうやっても過去には戻れないので、

今があなたの人生で一番若い時

つまり、始めたい!と思った今が始め時です。

一緒にEWI楽しみましょう!!

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